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2008年の映画を語る ~実話が強かった~ [映画]

本当は新年のブログで昨年のことを10回シリーズに分けて書きますと宣言し(過去ブログ 再出発 ~Make a Fresh Start in Life~参照)、今回はその6回目で映画と本について書く予定でしたが、あまりにも長くなることが予想されるので昨年の映画についてだけ書きたいと思います(本の話題が整理しきれないのもあるけど・笑)。

2008年は各メディアでも話題になっていますが、洋画の興行収入が大きく落ち込み、邦画が元気だったようです。でも、自分の観た映画のバランスが偏っているのもありますが、内容的には洋画の方が好きな作品が多かったように思います。話題にならないような小さな作品ばかりですが、充実していたと思います。まずは洋画からベスト5は以下の通りです。

洋画 観賞51本
1位 ダークナイト
2位 君のためなら千回でも
3位 奇跡のシンフォニー
4位 イントゥ・ザ・ワイルド
5位 マンデラの名もなき看守
次点 アメリカンギャングスター

ダークナイト…新バットマンシリーズの続編。文句なしに素晴らしい作品でした。時間は二時間半でこの手の作品としては長いかな~と観る前は思ったのですが、時間なんて関係ないです。亡くなったH・レジャーの演技は「羊達の沈黙」シリーズ、H・レクター博士のA・ホプキンズと肩を並べるくらいの狂気に満ちたもので映画と分かりながらぞっとするものです。また、アメコミでありながらリアリティを追求する作品作りは他のアメコミと一線を画し、素晴らしいと思います。ぜひ、今後も続けて欲しいです。次回作の「Gotham」では悪役がE・マーフィーという噂がありますが、さてどうなることでしょう。前作「バットマン・ビギンズ」と合わせておススメです。

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君のためなら千回でも…アフガニスタンを舞台に二人の子どもの話を中心に描かれている話ですが、すごく深いです。「もう一度やりなおす道がある」というのが隠れテーマになっています。監督は前作「ネバーランド」でも、素晴らしいヒューマンドラマを作り上げたM・フォスター監督。観るのがつらいシーンもありますが、決して目を背けてはいけない現実だと思います。

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「奇跡のシンフォニー」…宣伝用のポスターがすごくきれいで、作品も良さそうだな~と感じていた直感通り素晴らしい作品でした。主役のH・ハイモアはNO.1の子役ですね~。透き通るような演技というか、自然なんです。脇を固める演技派の役者さんたち(R・ウィリアムズ、T・ハワード、J・R・マイヤーズなど)を食ってます。タイトルの通り、奇跡を感じさせるようなシーンが多々ありますが、そこに音楽が効果的に使われてるのがいいです。

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「イントゥ・ザ・ワイルド」…映画が公開されていた時期がすごく忙しかったのですが、どうしてもこの映画が観たくて、時間をやりくりして観に行った作品。俳優のS・ペン監督作品ですが、監督としては今までのベスト作品だったと思います。近年、役者としても素晴らしい作品に出演してたので、その影響かもしれません。無名のE・ハーシュが主役ですが、今後期待の新人さんです。大自然を舞台にした自分探しのロードムービー…何か懐かしい感じがしました。

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「マンデラの名もなき看守」…実はこの映画シネコンで観たのですが、入る場所を間違え、他の映画が始まるまで気付かなかったため、最初の5分を見逃しました。それでも自分の中では5位。あの有名なN・マンデラと彼を担当した看守の交流を描いた実話の映画化ですが、力強い!!差別や偏見が今以上に強かった時代に、自分の信念を貫き通した彼の生き方は簡単な言葉にはできません。「24」で大統領を演じたD・へイスバートは大統領に引き続き、実在の人物を見事に演じきってます。

「アメリカンギャングスター」…ベスト5には入りませんでしたがD・ワシントン、R・クロウの対決(D・ワシントンが悪役なのも大きい)をR・スコット監督が映画化。ギャングのカリスマと頑固一徹な刑事の戦いを絵描いたもので、これも実話の映画化です。R・クロウを昔は嫌いだったんですが、最近は良い感じです。ハマル役柄が多いです。D・ワシントンもここ数年はハズレなし。安心してお金を払って観れる映画でした。あの名作「ヒート」同じくらい男臭いです(笑)。

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観賞本数が洋画に比べるとかなり少ないですが、自分が観たいと思う邦画が昨年は少なかったように思います(たまたまかもしれないですけど…)。ベスト5は苦しいので邦画は3位までにします。「崖の上のポニョ」、「クライマーズ・ハイ」、「容疑者Xの献身」、「相棒~映画版~」も観ましたが、自分の中ではもう少しという感じでした。

邦画 観賞16本
1位 GATE ~A TRUE STORY~
2位 名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)
3位 闇の子どもたち

「GATE ~A TRUE STORY~」…何かの映画を観たときにこの映画の予告編を観たのですが、その時からもう魅了されてました。世界で最初に核実験が行われたアメリカのトリニティサイトと呼ばれる場所へ、仏教の考えにしたがって広島の原爆の火を戻しに行脚する僧侶達を描いたドキュメンタリーですが、言葉は要りません。とにかく観てください。そして知ってくださいと叫びたくなる作品。いつか生徒に見せたいと思っています。DVDリリースが楽しみです。

「名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)」…コナンシリーズ12作目となり、もはやGW映画の定番となっていますが、ここ数年は内容が薄い作品が続いていました(ファンとしても…って感じでしたね)。でも、今回は違います。1作目に匹敵する出来でした。スケールの大きさ、どうしようもない絶望感、奇想天外なアイディア…そして謎解き。ポイントがしっかりとおさえてありました。強いて言えば、1作目を越えるような心に響くセリフがあればよかったですね~。



「闇の子どもたち」…子どもの臓器売買という重いテーマを逃げることなく正面から描いた作品。映画も重いです。最初から最後まで引っ張ります。そして衝撃のラスト。途中からもしかして??とは思っていたのですが、重いです。直視するのもきついシーンがありますが、現実にこのような問題はあるのだと思います。観終わった後に気分がよくなる作品ではないですが、考えさせられます。

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いや~、やっぱり映画っていいですね(笑)。こうやってみる実話の映画化が2008年は当たり年だったような気がします。それだけ訴えるものがあるってことなんですよね。2009年は何と言っても自分の大大大大好きなターミネーターシリーズの新作「ターミネーター4」が控えているので、すごく楽しみです。映画に関しては今後も少しずつUPしていきたいと思います。

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