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B・ピットだからこその作品 ~2009映画レポート②~ [映画]

ちょっと前の記事で盛岡の映画館が閉鎖したことを書きましたが、映画は変わらず観てます(笑)。今週は「青い鳥」、「チェ 39歳の手紙」、「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」の3本を観ました。

「青い鳥」…阿部寛さんが吃音の教師役を熱演した学校を舞台にしたドラマ。原作はあの重松清さんです。観る前に予備情報を何も持たずに観たほうがいいと思っていたので、原作者が重松さんだってことすた事前に知りませんでした…。映画はいじめを真っ向から捉えた作品です。時間と共にその内容が明かされていくわけですが、最後のシーンまで胸が締め付けられる思いです。劇中の「人を嫌いになるのもいじめですか?」という生徒からの問いに対しては、自分ならどう答えるか考えてしまいました(ちなみに劇中の回答にはかなり説得力がありました)。ラストシーンがあえて…の終わり方だったのもよかったです。職員室の唯一の味方?島崎先生の行動には自分にあてはまるものがかなりありました。「ブタがいた教室」もよかったけどこっちも○です。

「チェ 39歳の手紙」…二週間前に公開された前作がよかったので期待してたのですが…。続編というよりは、主人公が同じ別の作品という感じで観ました。本作の方が先に撮ったとのことですが、そのせいかピンとこなかったんです。B・D・トロの演技は素晴らしいんですけど…。どうしてだろ。話の内容が前作に比べて暗いからだろうか…。でも、二部共観て、チェ・ゲバラの生涯について知れたのは大きかったです。

「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」…TVでCMがかなり流れていますが、B・ピットが80歳で生まれたちょっと変わった人物を演じたドラマ。アカデミー賞13部門にノミネート(今年度最多)されていますが、それだけの作品だと思います。B・ピットの演技は以前から素晴らしかったですけど、これがまた今回はさらにすごい。本作は彼以外の役者さんが演じれば、ここまでの作品にはならなかったと思います。「バベル」もよかったけど…。作品選びがうまい役者さんですね~。舞台になったニューオリンズは自分が19歳のときの旅行で立ち寄った場所…映画で描かれているように人の優しさを感じる場所でした。脚本を担当したE・ロス(あのフォレスト・ガンプ担当)が「一期一会」をテーマにしたと何かで語っていましたが、出会い、家族愛、思い、優しさ…普段は当たり前のことなんだけど、人生の中で「一期一会」を意識することって実はあまりできないでいたけど、この映画で再認識させられました。

ところで…上の映画とは何も関係ないですが、飲食物持ち込み禁止の映画館(劇場コンセッションの購入を推進しているため)で持ち込みをしている方を見かけました(3本中2本)。たしかにその方がリーズナブルです。それは分かります。でも、どうなのかなって…。シネコンの映画館で一番の収入源はコンセッションの売り上げだということを聞いたことがあります。その映画館を盛り上げるという意味でも、映画ファンの行動って大事かなと思うんです。生意気な意見かもしれませんけど…。最高の映画と最高のファンであるからこそ、映画と通じ合えるなんて思ったり(笑)。ということでマナー良く観賞しましょう!!
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