SSブログ

二人の巨匠 ~2009映画レポート③~  [映画]

週末は大林宣彦監督の新作「その日のまえに」とC・イーストウッド監督の新作「チェンジリング」の二本をを観ました。

大林監督は言わずと知れた日本の巨匠といわれる監督の一人ですが、実はあまり監督の作品を観たことがないんです(片手で収まるくらい)。でも、自分の中では特別な思いがある監督さんなんです。なぜかと言うと…直接お会いしたことがあるからです(笑)。今から十年以上前盛岡でミステリー映画祭が開催されていた頃、盛岡に自身の監督作「HOUSE」が公開されるに伴っていらっしゃったんです。ボランティアとしてグッズ販売の店番をしていたのですが、監督が通ったときに店にあった売り物の絵葉書にサインしていただきました(もちろんその後にお金は払いましたよ・笑)。すごき気さくな方で、大柄な人だったように記憶しています。数年後、監督の「なごり雪」という作品を観て号泣…上手いなぁと思いました。そんな感じで今回の新作を観たのですが…ちょっと自分には難しかったです。ナンチャンの主役もちょっと厳しいかなと思ったのですが、監督の独自の世界観が作品とマッチしなかったように思います。泣き所はあるし、映像もきれい…「生きる」ということを正面から捉えて描いているのも素晴らしいんですけど…難しいです(監督の尾道三部作も観てない自分が言うのも何ですが…)。原作は二週間前に観た「青い鳥」と同じ重松清さん。期待してたんですけどね~~。

そしてもう一本はC・・イーストウッド監督の新作「チェンジリング」。こっちはかなりよかったです。C・イーストウッドは西部劇やアクション映画の役者をイメージする人が多いと思いますが、自分はリアルタイムで全盛期を観ていないので役者よりも監督というイメージが濃いです(スペースカウボーイやミリオンダラー・ベイビーは大好きです)。特にここ数年の監督作は「ミスティックリバー」、「硫黄島からの手紙」、「ミリオンダラー・ベイビー」など傑作ばかりです。だから今回の新作も期待していました。A・ジョリーが演じる子供を失った女性を中心に話が展開されますが、衝撃の内容です。しかもこれが実話だというから驚き。。。アメリカの歴史に残る影の部分にこの事件ははまってしまったのだと思いますが、信じられない内容です…だからこそ容赦なく胸に突き刺さります。今年は最後の主演作と言われる「グラン・トリノ」の公開も控えているのでC・イーストウッド監督がもっともっと話題になるのではと思います。余談ですが、映画好きのきっかけになった映画「パーフェクト・ワールド」もC・イーストウッド監督作品でした(受験前に塾をサボって観に行ったんですよね。。)。

今日、テレビで「ザ・ロック」が放映されていましたが、テレビ版なのでかなりカットされていて残念でした(自分の生涯ベスト1のアクション映画なので…)。劇中でSEALSが敵のテロリストにやられてしまうシーンでは隊長を演じるM・ビーン(ターミネーターのカイル役)の死に様がかっこよすぎていつも泣けます。信念を貫く軍人役のE・ハリスも最高^^やっぱり映画はいいですね~~。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。