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香港YHラリー参加して ~原点を確認した5日間~ [旅行記]

今や誰も信じてくれませんが、昔の自分はかなり内気でした(笑)。深く原因を考えると、内気だった自分が変わったことのひとつに「旅とYHの出会い」は外すことができません。きっかけは高校三年の卒業旅行で親友と二人で函館、青森に旅行に行ったことでした。そのときに初めてYHの存在を知り、またそこで出会った人たちと過ごしたたった一日だけの時間が自分の人生に大きな変化をもたらしました。その後もYHを使った旅行は何度もしたし、今回の香港でのYHラリーも昨年旅行した長崎のYHで知ったものでした。だから今回はYHへの恩返し?の気持ちも少しあったし、久々に国際交流事業に参加したいという気持ちがあったので、参加することにしました(香港にもいってみたかったし)。

一日目 この日は新幹線に乗り遅れ、成田空港では初めてファイナルコールで呼ばれるなど散々のスタート(笑)。香港についてからは日本からの他の参加者の方々を空港で待ちました。無事に出会って、泊まる予定のYHへ向かったのですが、そこがなかなかすごいとこでした。とにかく山の中なんです(車で約1時間)。しかも部屋は寒く、シャワーお湯の調整が難しく、ほぼ冷水状態…。オーナーも深夜の到着で機嫌が悪そうに見え、正直この時点ではこれからどうなるか不安でした(写真一枚目はその泊まったYH、二枚目は実は優しかったオーナー)。

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二日目 この日の夕食から事業スタートとなるので、それまでの時間をどうしようか迷っていたのですが、せっかくの機会だし、世界遺産も見たかったのでマカオに行くことにしました(下写真)。一人で行く予定だったのですが、オーナーの行為で連れて行ってもらえることになり、他の参加者の方々と一緒に行ってきました。オーナーはポイントをおさえて無駄なく観光ポイントを案内してくれたし、昼食も交通費も全部オーナー持ちでした。本当に感謝の一言では言い表せないくらい、お世話になりました。マカオの街はポルトガルの殖民地だった雰囲気を残しながら、観光地として生まれ変わろうとしている雰囲気が街中に広がっていました。夜は他の参加者とついに出会い一緒に夕食。とても雰囲気が良くて、前日までの不安はここで吹き飛びました。

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三日目 この日はYH主催のチャリティウォークに参加しました(下一枚目)。名前からわき合い合いと参加者と一緒に歩くことを想像していたのですが…会場に着くと間違いだったことに気付きました。あきらかにランナー姿の人たちがたくさんいるんですよ。準備体操もしっかりしてるし…そう、実はチャリティーウォークという名のちょっとしたマラソン大会だったんですよ(もちろん歩いてる人もたくさんいました)。しかも距離は17kでコースは登山道…さすがにここんとこ運動不足気味の自分にはつらかったです。しかも下山の際は道が想像以上に急で高所恐怖症の自分は足がすくんでしまい…でも、なんとか5時間かかってゴールすることができました。夜は地元のボランティアの方々に街を案内していただき(写真二枚目 ウーマンストリートという繁華街だそうです)、その後夕食夜は即効で眠りに落ちました(笑)。

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四日目 この日はゲーム形式の香港観光。数々のチェックポイントをチームで回りました。時間が最後は足りなくなってしまい、全部は回ることができませんでしたが、電話ボックスに4人以上入って写真を撮るとか、階段の段数を数える、日本にはがきを送るなどの支持はすごく面白かったです。夜は各国の参加青年と地元のボランティアとバーベキュー(写真は豚を一匹丸焼きにしていたおじさん)。日本とスタイルの違いにとまどいましたが、かなり楽しめました。その後の文化交流では日本人青年団全員で「世界にひとつだけの花」を歌いました(踊りが覚えれなかった…)。各国の青年団の出し物も素晴らしく、興奮が冷めないまま夜は更けていきました。

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五日目 飛行機のフライトの関係で自分は朝の6時にYHを出発。空港行きのバスまでは地元のボランティアの方がまた案内してくれました(本当に至れり尽くせりで恐縮しました)。今回は遅れることなく、その日のうちに岩手まで戻ってくることができました。そして実はこの話には続きがあります。岩手に着くと雪の固まりと化した自分の車が駐車場にあり、雪下ろしをしねばならないな~と困っていました(ブラシを持っていなかった)。するととなりの車の人が、

     「このブラシ使ってください」

と優しい一言(感動しました)。そのときに???と少し違和感があったので話をしてみると、その方は中国の方でした(笑)。こんな偶然ってあるんですね(自分が香港に行ってきたことを話すとすごく喜んでくれました)。最後まで今回の旅はつながってるんだな~と感じました。

ざっと振り返ってみても思いますが、本当にあっという間の5日間でした(時間が本当になかった)。それでも日々が充実していたし、久々に外国の青年団と触れ合う機会があったことで、英語の勉強にもなったし、文化の違いにも触れることができました。YHから始まり、いろいろなとこを旅行し、出会いによって成長した20代…やっぱり自分の原点は出会いなんだと再確認することができました(そのためには動かないとダメだということも再確認)。また、今回の旅を通して、中国に今まで持っていたイメージが変わったのも自分の中の大きな成長でした(正直、それまでは良いイメージを持っていませんでした)。これを経験に様々なことに再びチャレンジしていきたいと思います。

P.S. 余談ですが、今回の旅でカメラの使い方が少しだけうまくなりました(笑)。今まで使いこなせなかったホワイトバランスの機能…ようやく分かりました。でも、フラッシュが欲しくなりますね~~。



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長崎で感じたこと ~忘れてはならない現実~ [旅行記]

昨年、文化祭の合唱コンクールでで「ヒロシマのある国で」という曲を学級で歌うことになり、自身の勉強も兼ねて広島へ一人旅をした。以来、この二年間戦争について自分なりに本を読んだり、人と話をしたり、テレビを見たりと「戦争」に関して勉強をしてきました。そして、その過程でひとつの疑問が生まれました。

     「広島に比べて、長崎のことが知られていないような気がする」

どうしてもクローズアップされるのは広島の方が多く、正直自分も長崎の戦争の歴史についてはほとんど知りませんでした。ということで4泊5日の日程で福岡&長崎に行ってきました(メインは長崎)。全部を説明すると長くなるので端的に振り返ります(思い出せないかも…)。

一日目 福岡空港到着後に太宰府天満宮に向かいました。今年は三年担任ということで生徒も受験を控えているので、しっかりと絵馬を書いてきました。ここで食べたお焼きだったかな~~かなりおいしかったです。買った時に店のおばさんにいつもありがと~と言われたのはビックリしましたが…(笑)。

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二日目 この日はヤフードームの見学ツアーに参加しました。平日の一回目ということで参加者は自分だけ…でも、トロントのスカイドーム(今は名前が変わった?)をモデルにしたというだけあって、留学していた自分には何か懐かしかったです。ずっと憧れていた杉浦選手のサインボールを見つけたときは思わず叫んでしまいました(笑)。

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三日目 前日に長崎入りをしていたので、この日はこのマスコット(写真左)にちなんで長崎をさるきました(長崎の方言でぶらぶら歩くという意味だそうです)。この日は戦争関連の場所をとにかく回りました。原爆資料館や平和記念像(写真右)も感慨深いものでしたが、それ以上に自分の中でグッときたのは多くの先生と生徒が犠牲になった城山小学校というとこでした。崩れかけた学校の一部を残して記念館にしている場所なのですが、そこでガイドのおじいさんに丁寧に説明していただいている途中で、涙があふれそうになりました。無実の人が犠牲になる戦争…やりきれない思いが胸に込み上げました。

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四日目 この日は午前中は佐世保のハウステンボス、午後からは長崎をさらにさるきました。ハウステンボスはとにかく大きかった!!しかもヨーロッパの町並みをここまでリアルに再現しているなんて…驚きました。歩き回って疲れたのでアイスを食べようとしたら、売り切れだったのは忘れられないです(笑)。ドイツの人たちのショーもやっていて、ノリのいいおじさんたちが面白かったです。夕方、長崎に戻ってからはグラバー園などを回りながら、最後に伊王島の温泉にも行きました(ここはおススメ)。本当にいい旅だったな~と思ってYHに戻ったときに事件は起きました。

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YHのオーナーと宿泊者全員で談話室で話をしたいたときのことです。土地柄、戦争のことが話題に上がりました。それぞれが戦争についての話をしていたときに、ある一人の男性が信じられない発言をしました(歳は自分の倍以上)。

  「自分は戦争、戦争ってみんないうけど、そんなのはもう忘れたい。もうたくさん。長崎のことも…」

最初は聞き間違いだと思いました。え?え?みたいな感じで…日本人にそんな人がいるのかと。。。悲しさ?怒り?呆れ?あまりに一瞬の予想外の事態にあまりにもとまどいました。そして、そのとき、

「それはあまりにも失礼じゃないですか。長崎の人に申し訳ないと思わないんですか。これは絶対に忘れてはならないことなんですよ」

発言したのはそこのオーナー。誰もがかたずを飲んでその光景を見守りました。結局、その場は何とかおさまったんですが、何ともやりきれない気持ちが残りました(その後、オーナーと少し話をしました)。

戦争から60年以上も経ち、戦争体験をしている人は年々少なくなっています。でも、世界ではいまだに戦争や紛争は起きています。この負の連鎖を断ち切る…これは全人類の悲願だと思います。世界で唯一の被爆国で生活する我々がまずはできることを考え、どのように行動していくか…さらに細かく言えば自分たちにしかできないことは必ずあるはずです。今回の旅の最後の夜に起きたことは他から見れば小さなことですが、自分には忘れることのできない場面です。広島&長崎で過去にあった苦しい歴史から目を背けないこと、そしてそこから学び、行動すること…長崎の夜が自分に教えてくれたことを、何らかの形で生徒に伝えていけたらと思います。
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盛岡。 [旅行記]

昨日、今日は中総体の代休でした。二日間、しかも平日に休めるなんてことはまずないので、友達と登山を計画していたのですが、急に友達が行けなくなってしまったので、予定を変更して盛岡観光をすることにしました。

出身地は違うけど、盛岡という街が本当に好きです。盛岡と聞いてみなさんは何を想像します?わんこそば?冷麺?せんべい?それとも…。盛岡は歴史がある街として知られていますが、数年前から再開発が進められていて、街の表情がガラッと変わってきています。特に中心部は10年前にあった店とかで残っているのは、少なくなってきているように思います。自分は高校時代から映画館に通い始め、学生時代はぶらぶらとし、働き始めてからは街の散策をするようになりました。その時代と共に一緒に自分も成長してきたような気がします。昨年からは暇を見つけては、路地とかを目的もなく歩き、盛岡という街の魅力再発見運動を勝手にしてきました(笑)。そのくらいこの街が好きです。

代休一日目はとにかく映画を観ました。観たのは「ゾディアック」、「パイレーツ3」、「プレステージ」の三本。「ゾディアック」はアメリカで実際にあった凶悪殺人事件の映画化。映画にするあたりがいかにもアメリカらしいですけどね。時間が3時間近かったけど、まずまずだれることなく観ることができました。最後のシーンはえっ??って感じがしましたけど、それでも未解決な事件なんですよね~。監督のD・フィンチャーは当たり外れの激しい監督なんですけど、今回は自分は○でした。次に観たのは「パイレーツ3」。今年の作品で一番期待していた作品でした。冒頭の5分もドキドキしたし…。が、それ以降は失望の連続でした。二作目がよかっただけにかなり残念です。何もかもが中途半端。謎が明かされるのはいいんですけど、テンポが悪い。驚くようなCGもない。そして無駄なコメディ色。本当に見せ場がない。期待と失望の差が大きすぎました。DVDは前々作、前作と持っていますが、三作目はいりません。最後に観たのが「プレステージ」。あんまり話題になっていない作品ですが、大好きなH・ジャックマンが出ているので観ました。この三作の中では一番よかったです。オチはイマイチでしたけど、それまでの展開はよかったです。C・ベールもまずまずかっこよかったし、H・ジャックマンの悪役?もよかった。監督のC・ノーランはC・ベールの新バットマンの二作目にとりかかるとういうことなので、次はそっちに期待かな~と思います。写真は盛岡の名所?のひとつ映画館通りの入り口。人口に対して盛岡は映画館が多いんだとか。最近できたとこも、古いとこもありますが、どこも味があって自分は好きです。

二日目は盛岡散策ツアーに出かけました。路地をうろうろしながら、CDショップ、文具屋、喫茶店、パン屋、本屋、雑貨屋、公園などを巡りました。まず、CDショップ。授業で使うためのポスターを購入。二年生の英語で漫画についての単元があるので、「ラピュタ」のフランス語ポスターを使おうと思って、以前から目をつけていたんですよね。文化についての話題を最近は英語の授業で積極的に取り入れるようにしています。休みの日も仕事のことを考えてる自分がここにいます(笑)。次の文具屋では点検用のスタンプを購入。購入を決断するまでの時間は10秒でしたけど、店には20分以上いました(笑)。昔からなぜか文具屋にいると、落ち着くんですよね~。それに何でも欲しくなる(笑)。イカン、イカンと思うんですけど。次に喫茶店に行きました。いつも行く喫茶店を素通りして、今までに行ったことがなかったとこに行きました。日曜が定休日なので、今日しかないと思ったので…。店内は環境に関しての写真がたくさん展示してあって、新鮮な感じがしました。暑かったから今年初めてアイスコーヒーを頼んだんですけど、これもおいしかった。ガムシロップじゃなくて、メープルシロップを使うあたりにマスターのこだわりがちらっと見えました。

その後は以前から目をつけていたパン屋を二件はしご。前に書いたと思いますが、弟がパン屋をやっている関係で(東京勤務)、自分もパン屋を巡るようになりました。味はよく分からないんですけど、店の雰囲気とか、ディスプレイを見るのが好きで…。弟が店を出すときには口を挟んでやる(笑)。今日のパン屋はどちらもおいしかったです。早速、夜に弟に電話しました。偵察完了みたいな…。その後は本屋を数件巡りました(古本含む)。そこで買った本がこの二冊。「銀の~」は読みやすくて、二時間もしないうちに読み終えました。自分に直球で響く言葉も多かったです。「地球の~」は環境問題の関しての提言本と言ったところでしょうか。こっちもかなり読みやすいです。さっそく生徒にもこの本を紹介して、内容の話も少ししました。

雑貨屋では授業でつかう品々を入荷。同時にろうそくを数個購入しました。これには秘密が…(笑)。店員さんともそれについて話し込んでしまいました。楽しみです。最後に公園に行きました。公園が目的というよりは、盛岡の風景を撮りたかったというとこなんですけど。カメラ購入後、カメラをぶら下げて、散歩するのも楽しくなってきています。シャッター音にしびれています。写真の腕はおいといて…(笑)。少しですが盛岡の風景をアップします。

この二日間で気付いたことが二つ。ひとつは盛岡の魅力再発見(笑)。ふたつめはいつもスーツか、ジャージで仕事しているため私服を着ると、気持ちが楽になるということ(笑)。仕事のことは相変わらず考えているんですけど、本当の意味での素の自分に戻れるような気がしました。また頑張ろう。

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中国旅行記。 [旅行記]

以前のブログでも少し触れましたが、年末年始は中国(北京)に行ってきました。今回はそのよう数を紹介します。

そもそも今回中国に行ったのは、一緒に行った友人の強い希望でした。自分は台湾に行きたいと思っていたのですが、世界遺産を見たいという彼の強い意志を尊重しました。正直に言うと、今回の旅行をするまでは中国イに対していいイメージを持っていませんでした。留学時代の経験によるものですが、その気持ち(偏見)を自分の中で壊したいという思いはありました。世界遺産よりも自分の中では、そっちの方が今回の旅行の目的だったと思います。旅行日程は四泊五日。短いですが、内容の濃い旅でした。あまり良い画像が無いですけど、画像と一緒に振り返ります。

まず、空港に着くなりスーツケースの鍵が破損しました(笑)。着いた瞬間の出来事に絶句…。もうちょい、荷物はていねいに扱ってくれよ~とさけびたくなりました。空港では滞在中の自分たちの世話をしていただいた、朴さんというガイドさんと出会いました。日本に二年ほど住んでいたということで、日本語が上手でした。滞在期間中はいろいろと細かな気遣いをしてもらって、本当に助かりました。ガイドさんをお願いした旅行は今回が初めてでしたが、ガイドさんをお願いする旅行も悪くないなぁと感じました。

これは初日の晩御飯。ホテルの目の前にあった、地元の人がたくさんいた食堂みたいなとこ。英語が全く通じなかったので、知っている漢字を頼りに注文しました。一番手前のラーメンが坦々麺。自分が日本で食べているのとは味がだいぶ違くて、正直口に合いませんでした。でも、これはまだ中国グルメツアーの始まりに過ぎなかった…。

二日目はガイドさんに一日中北京を案内してもらいました。こっちは二人だけだったので、移動は全て車。バスに比べて快適だし、スピードも出るので、本当に楽でした。中国の交通事情はお世辞にもいいとは言えませんでしたけど…。この画像は日本でもよく見たことがあると思います。天安門広場の前にある建物。実はこの日がこの冬初めて北京で雪が降った日らしくて、いろんなとこで雪掻きをしている人たちがいました。それにしても寒かった。北国生まれ、育ちの自分たちでも北京の冬は寒かった。参りました。雪はちょっと汚かったかな~~。


中国の建物のいたるところに龍がいます。皇帝が…というような話だったんですけど…忘れました(笑)。とりあえず九匹の龍は縁起がいいらしいです。あとは奇数は偉い人だけが使える数字だそうです。

これはこのツアーの昼食。恥ずかしながら「飲茶」をこのときまで、お茶の種類の一つだと思っていました。ここのレストランはとにかくだだっ広かったです。そんな中にあまりお客がいなくて…むしろ店員の方が人数が多いんですよね~。これは北京のどこのお店に行ってもそうですけど、暇そうにトークに熱中している店員さんがたくさんいました。日本ではあまりない光景かな~~。

そして今回の旅行の目的の一つでもあった万里の長城。写真を見ても分かりますが、季節が冬なので、観光客はほとんどいません。やっぱり夏にたくさん人が来るようで…。しかもこの日は雪。登るのも降りるのも一苦労でした。予想以上に急な部分が何箇所もありました。もちろん、自分は期待を裏切らず、転倒して一緒に行った友達に迷惑をかけましたが…。靴の選択を間違えましたね(笑)。万里の長城は宇宙から見える唯一の建造物だという話は有名ですが、やっぱり大きかったですね。これを昔の人たちが作ったというのだからやっぱりすごい。


万里の長城でかなり体力を消耗したので、その後はお茶を飲みに連れて行ってもらいました。そこで烏龍茶から始まり、いろいろなお茶を飲みました。二個ほど購入し、今は毎日家で飲んでいます。気のせいか体の調子がいいような気がします。この旅行をきっかけにお茶にはまりそうです。店員さんが日本語で説明してくれたときに言っていた、

    「お茶は甘いものも、苦いのもあります。人生と同じね」

という一言には笑ってしまいました。

そして夕食はあの北京ダック。名前は誰でも知っている料理だし、かなり期待していたんですけど…。正直に言います。イマイチでした。留学していたときに初めて、ターキーをサンクスギビングに食べたときもガッカリだったけど、それと同じくらいでしたね。


三日目は自分の希望で、餃子作りを体験させてもらいました。簡単な餃子作りなはずなのに、そこは中学時代美術2技術2家庭2の実力を発揮(笑)。あまりの手際の悪さに運転手さんたちは笑っていました…。やっぱりいい人を見つけないと駄目ですね…。若い人たちは出来ない人たちが増えているみたいですが、ガイドさん曰く、中国のほとんどの人ができるそうです。ここでの餃子を家庭料理が旅行中一番おいしかったです。レストランよりも家庭の味の方が自分は好みでしたね~。

そして、中国の衝撃度NO.1!!公衆トイレ。噂には聞いていたけど、ここまでとは…。北京は店にあまりトイレが無く、その分公衆トイレがたくさんあったような気がします。この画像のトイレはまだましな方で、本当はこの壁がありません。一言で言うと、大をしている人がそこにいて、恥じらいも無くことをしています。衝撃の瞬間でしたね。まぁ、数日もいればなれてしまいますけどね…。

公園では中国の人たちは本当にたくましく生活していました。これは公園の凍った池の上でアイスホッケーをする人たちの集団ですが、路上に卓球台もあったし、筋トレマシーンも路上にありました。太極拳は朝は本当によく見かけました。日本では公園で何かをするという光景も失われつつあるような気がします。

今回の旅で、日本ではあまり食べることのできない珍しい物を食べてみたいなぁと思っていました。今までも、カエル、ハト、カンガルー、ワニなどいろいろ食べてきましたが、これに新たな一ページを加えたかった(笑)。高校時代に世界史の先生が、

  「中国では四本足がついてるのは机以外食べ、飛んでいるものは飛行機意以外は食べる」

と言っていたのを今でも覚えていたので、何を食べようかわくわくしていました。そして、考えた末にサソリを食べることにしました。昆虫系は自分の中で×だったので…。サソリを購入して、食べようとすると、その光景を見ていた他の日本人観光客の方が

  「勇気ありますね~~~」

と言っていました(笑)。そして勇気を出して一口…な、なんとうまい!!飲み屋で出る川海老の天ぷらの味と何も変わない。真面目におかずとして食べれます。大きいのはさすがに食べれませんでしたけど…一度挑戦して損はない味だと思います。

これは夜の天安門の姿。三日目の午後と四日目はとにかく歩きました。朝から晩まで。その距離約30キロ。旅行に行ったときに、その土地のことを知るために毎回歩いていますが、さすがに今回の距離はきつかった。泣きが入りました…。夜の北京はネオンがきれいでしたね~。この画像を撮ったときにはけっこう遅い時間でしたけど、治安はそんなに悪くないな~と街を歩いていて感じました。

三日目の夜の晩御飯がこれ。懲りもせずにまた餃子(笑)。日本で餃子と言うと、焼き餃子が主流ですが、中国では水餃子が主流だそうです。ちなみにこの餃子一皿が五元=約75円。ありえない安さにビックリ。スターバックスのコーヒーは日本と変わらない値段なのに…。友達曰く、金銭感覚が狂うとか。高級料理店に行けば違うのかもしれませんけど…。

これは四日目の昼の食事。この日は忙しくて、朝食を食べていなかったので、昼にかなり期待していました。自他共に認める炒飯好きの自分はここでももちろん炒飯を注文。でも、残念ながら中国滞在中に本当においしいと感じた炒飯はありませんでした(涙)。留学中にチャイナタウンで食べた炒飯はおいしかったんですけどね。ちなみにこの手前のスープは辛すぎて飲めませんでした(笑)。中国料理は全体に油っぽいですが、そのために中国の人はたくさんお茶を飲むそうです。たしかに、油っぽい食事の割にはみんな痩せているよな~と感じました。

最後の日は世界遺産にもなっている「てんだん?」(漢字が分かりません)という所に行きました。とにかく大きい。見て周るだけで二時間以上かかりました。じっくり見れば半日はつぶれると思います。観光客も多かったですね~。とにかく中国の建物はスケールが違う。

そして最後の夕食。友達がしゃぶしゃぶが食べたいと言っていたのですが、ふらっと入った店で食事をすることになりました。ところが、ここの店。全く英語が通じない。身振りで思いを伝えましたが、それが目立ってしまい、全員の注目を浴びるハメに。しかも、食べ方が分かりませんでした(笑)。この写真は完成形の写真で、本当はパンみたいなのが二つ渡されて、それを細かくちぎるように言われました。ある番組でちねり米とかやってましたが、あんな感じです。やり方を説明してくれたのは、両親と来ていた高校生くらいの女の子。たどたどしい英語で説明してくれました。中国の人たちの暖かさを感じた瞬間でした。ちなみにこの料理、自分はうまいと思ったのですが、友達の口には合わなかったらしく、残していました。口直しに現地の吉牛に行ったのですが、日本と違い24時間営業ではなく、閉まっていました。そのときの友達の落胆の姿は今も目に焼きついています(笑)。

旅行前に持っていた自分の中の中国に対する悪いイメージは、今回の旅を通して大きく変わりました。人々の優しさ、中国という国の大きさや歴史、発展途上の中でたくましく生きる姿勢。本当に有意義な時間でした。偏見を持たず、世界のことを知り、世界の平和を願い生徒に伝える。英語教師として伝えたいことのひとつです。北京オリンピックのキャッチフレーズになっている、

     「ONE DREAM ひとつの夢 ONE WORLD ひとつの世界」

という言葉。本当にこれから私たちが考えていくべきことで、そして目指していくことだと思います。本当に貴重な体験ができた四泊五日の旅でした。


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WE WILL ROCK YOU!! [旅行記]

ついに行ってきました。数年ぶりの東京、そして初めての横浜。一泊二日の日程ながら、滞在時間は約24時間というかなり強硬日程の旅でした。今回の目的はあのQUEENの曲をベースにした話題のミュージカル「WE WILL ROCK YOU!!」を観ること。もしかしたら日本で観ることができる最後のチャンスになるかもと思い(大阪での追加公演が決まったらしいですが)、思い切ってたまっていた代休を使って行ってきました。

久々の東京は今まで自分が持っていたイメージを変える所になっていました。というよりは初めて私的な旅行で東京に行ったから、いろいろなものを見たりすることができたというのが本当のところかも。今までは就職試験、研修、成田に行くときに東京駅に寄るとか本当にその程度でしたからね(笑)。でも、人が多いのはさすがに慣れたけど、あの人の歩くスピードにはいまだについていけない(恥)。あれは疲れますね~。駅のホームに着いたときの空気の臭いも変わってなかったし(でも、以前よりは気にならなくなりました。東京の方すいません)。

昨日の夜は時間をずらしながら三人の友達と夕飯を一緒に食べました。出会った場所も、一緒に過ごした時間も、年齢もバラバラな三人だけど、三人とも確実に自分の人生においての節目で出会った人たちで、影響を与えてくれた三人。

友人A…国の国際交流事業で出会った友達。一ヵ月半くらい一緒に時間を過ごしました。
友人B…留学中のルームメイト。約半年一緒に過ごしました。お互いの初対面の印象は最悪。
友人C…大学に再入学(一年間)したときに出会った友達。そのときできた唯一の友達。

三人とも自分にとってはとても大切な友達です。そして自分の中で支えになっている友達。今もなお刺激を受け続けています。会ったときに

     「変わらないね~」

とお互いが言い合えるのはやっぱり嬉しかったです。話していると時間がどんどん過ぎていって、どんなに時間があっても話し足りない感じがしました。お互いの昔話、近況報告などなど話題に欠くことはないですし。急な自分の訪問にも関わらず、時間を作ってくれた三人には本当に感謝してます。本当にありがとう。

泊まるところを決めていなかったので、その後は宿探しをしました。あまりにもノープランな旅行計画に友人Bは呆れていました(笑)。でも、行き当たりばったりの面白さもあるかな~と自分はいたってのん気(実際はなんとかなるだろうと思っていたし、宿を調べる時間がなかった)。で、どこに泊まったかというと…横浜にしました。みなとみらいという言葉を聞いたことがあったし、横浜には以前から興味があったので。これが大正解。横浜は本当に魅力のある街でした。時間が限られていたので、全部を見ることはもちろんできませんでしたけど。深夜の横浜は人があまり外にいなくて、自分だけがこの街にいるのかもというような感覚になりました。泊まったホテルでテレビをつけるとこのブログのタイトルのもとになっている「君に読む物語」がやっていました。偶然だろうけど、ちょっと運命的なものを感じました。

朝はゆっくり起きて横浜市内を歩き周りました。自分はどっかに旅行したときに可能であればできるだけ、交通機関を使わないで歩くようにしています。その方が街を見れるし、小さなことも発見できるんじゃないかと思っています。横浜スタジアムを一周して、中華街では一人食い倒れツアーをしたし(数年ぶりにバブルティー飲めたのは本当に嬉しかったです)、遠めにベイブリッジを見て、マリンタワーに登って、赤レンガの倉庫を見てと午前中は本当に歩き回りました。横浜がいい街だな~と感じたのは今までに自分が好きだと感じた街と似ていたからかもしれません。日本だったら函館、海外だったらサンフランシスコとトロント。どれも港町なんですよね~。その雰囲気に親近感を感じたのかも。特にトロントに横浜は似ている感じがしていて、留学時代を思い出しました。

その後は今回の旅の目的である「WE WILL ROCK YOU!!」を観るために新宿コマ劇場へ。歌舞伎町にビビリながら行ってきました(田舎者ですから…)。そして開演。本当に最高の三時間を過ごすことができました。前評判に偽りなしという感じでしたね。映像と光のマジック、豪華なセット、QUEENの名曲の数々が劇中で使用され構成、役者の方々の情熱。タイトルにもなっている「WE WILL ROCK YOU!!」と「I WAS BORN TO LOVE YOU」を全員で歌ったときには興奮と感動で涙が出ました。本当に素晴らしいミュージカルでした(本当はもっと自分がQUEENに詳しかったらもっと楽しめたと思います)。ストーリも自分好みでしたし。

それが終わると急いで東京駅に戻って、帰りの新幹線に乗り込みました(しっかりとお土産は買いました)。地元に戻るとお帰りと言わんばかりに「-6℃」の表示が(笑)。家に着いたのは10時を回っていました。↑のような日程で過ごした二日間でしたが、自分にとっては再会あり、発見ありの充実した二日間でした。自分自身についてもいろいろ考えたりすることができたし。「WE WILL ROCK YOU!!」が観たいという思い付きから始まった旅行だったけど、今回の二日間で得たものを新たな自分の糧にしたいと思います。

明日は復帰するなりたまっていた仕事がごっそり。出勤前から最終退庁が見えています(笑)。頑張ろう。

クイーン・ジュエルズ(CCCD)

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ミュージカル「ウィ・ウィル・ロック・ユー」

ミュージカル「ウィ・ウィル・ロック・ユー」

  • アーティスト: WWRY アンサンブル
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  • 発売日: 2005/03/30
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