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生徒会担当として ~不器用な担当と10人の生徒たち~ [生徒との日々]

一昨年末から約一年間全校生徒会を担当しました。いつかはやってみたいと思っていたものの、まさか三年目でこのような大役が自分に回ってくるとは夢にも思いませんでした(それまでに学年生徒会は二回担当していましたが…)。そして、この一年間はまさに激動の一年でした。

実際にこの一年を振り返ると、もっと見通しをもってやればよかったとか、職員間で共通理解がもっとできるようにするべきだったと反省をあげればキリがありません。本当に自分と一緒に活動をした生徒達には申し訳なかったなぁと思っています。

自分が全校生徒会を担当しながら特に下の三点を大事にしました。

     1.今までのものを継承しながら、小さな工夫を入れる
     2.学校行事は全体が一体感を持てるものを計画する
     3.何よりも自分たちが楽しんで活動する

「1」は全校朝会の運営、専門委員会との関わり、決議委員会と学級との連携の強化などを特に行いました。報告の仕方や動きなど本当に細かいことも気付いたときに修正をかけるようにしました。何よりも生徒がすぐに意図を理解して動いてくれたことが助かりました。

「2」は体育祭、文化祭、三送会、生徒総会などを中心にサイクルを組んで少しずつ仕組んでいきました。生徒会ではゴールを文化祭としていたので、三送会と体育祭で徹底的に準備と話し合いを行いました。文化祭では今までにない試みを三つ取り入れましたが、その中のひとつは学校の伝統として残っていけという願いを込めて全員で取り組みました。その発端は地域の伝統文化を地域で学校で学ぶ機会がないという生徒の気付きから始まったものです。最初は不安でスタートしましたが、地域の人にお願いしたときに快く了承していただいたことは本当に感謝しています。学校の文化祭を地域へ発信したいという生徒の思いもあり、約二ヶ月放課後に練習に取り組みましたが、本当に生徒が頑張ったなぁと思います。文化祭が終わった後に生徒会の生徒と誰もいなくなったグラウンドで特大クラッカーを鳴らしたことは忘れられない思い出です(文化祭の最後で生徒会長が全校生徒の前で泣いたことも忘れられないです)。

「3」が実は一番大変でした。今回の生徒会のメンバーには自分の意思が固まらないままメンバーになったという思いがある生徒がいたため、最初はどうしてもやらされている感がぬぐえませんでした。同じモチベーションで活動できない苦しさは生徒と自分の中で最後まで影になっていた部分だと思います。それでも日々の活動と行事を通して、悩みながらも一歩一歩全員で進んできたつもりです。でも、このことも大きな反省のひとつです。

振り返ればあっという間の生徒会担当としての一年でしたが、最後まで不安で生徒に聞けなかったことがあります。それは、

     「生徒会執行部として自分と一年間活動してよかった?」

ということです(言葉にすれば簡単なんですけど…)。直接は聞けないですしね(笑)。このことが文化祭終了後もずっとずっと不安でした…。

でも、このことはその一ヵ月後、卒業文集の原稿を整理していたときにある生徒が書いた作文を読んで救われました。その生徒は生徒会の活動でかなり悩んでいた時期があって、上の「3」にあてはまる生徒でした。どのように接していくか自分もかなり迷った時期があったのですが、その生徒が終わった後にやってよかったと思えるような雰囲気の生徒会にしたいと思っていました。それでも…自分の生徒会運営?に自信が持てないまま一年が過ぎました(やりきった感はあるんですけど…)。だから不安でした。そんな時に偶然目にしたその生徒の原稿に

     「生徒会の一員として活動してこれたことが中学校一番の思い出です」

と書いてありました。この一年間彼らの成長と同じくらい自分が成長できたかは分かりませんが、この一言が自分にとって一番の財産なような気がします。
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英語を通じて教えたいもの ~中学英語教員として~ [英語教育について]

今、自分が英語を教えている三年生は彼らが一年生のときから自分が英語を教えてきました。塾に通ったり、家庭教師をつける家庭が多い地区ではないので、彼らの英語力は英語教師である自分の責任です(笑)。

この学校に赴任して、指導体制でお願いしたのは英語の授業は少人数ではなくて、T.T(ティーム・ティーチング)でということです。少人数で授業をしたことも、一斉授業を一人でしたこともありますが、曲がりなりにも四年間この世界で英語を教えてきて出した自分の結論は英語の授業はT.Tでということです。理由はいくつかあります。

   ・コミュニケーションしている場面を生徒の前で見せることで、英語の使用場面を想像させやすい。
   ・生徒の活動を点検する時間が短くて済むため、多くの活動を授業の中で取り入れることができる。
   ・教師間での役割分担がはっきりするため、時間を節約できる(例 説明と板書を分担できる)
   ・授業を多角的な視点から見直せるため、一辺倒の授業にならない(実態も把握しやすい)。

他にもありますが、以上のような理由でT.Tで授業を行っています。

中学、高校、大学と英語はかなり苦手だったのですが、英語に出会って自分の人生が変わったことは自信を持って言えるし、英語に出会わなかったら間違いなく今の自分はありません。英語が苦手だった自分が変われたことのは単純に
  
       「英語が好き」

ということから始まりました。だから、生徒に英語が好きと言ってもらえることを一番大事にしたいと思っています。正直、初任の頃は目先の面白さにとらわれる時期もありました(恥)。でも、失敗を重ねながら気付いてきたこともあります。

       「分かる授業が面白い授業(当たり前ですけど…)」
       「分かる授業+意欲を育てる授業ができなくては×」
       「基礎・基本をとにかく徹底する(生徒の実態を常に観察)」
       「点数が取れることを英語の意欲につなげてる生徒を忘れてはいけない」

他にもあるんですけど浮かびません(笑)。最後の点は生徒のアンケートから気付いたことですが、点数を取らせるための指導もこれ以降実践するようになりました(点数至上主義が正しいとは思わないですけど…)。

自分が英語の授業でとにかく徹底しているものは音読です。これも当たり前のことですが、とにかく読むことを重視しています。簡単に自分の英語の授業を並べると、

       ウォームアップ(復習を中心に四技能から強化したい部分を選んでを実態に合わせて)
           ↓
       新出文法の導入(T.Tを活かして、とにかく短く)
           ↓
       パタンプラックティス(文法、語、時制、主語を入れ替えて…とにかく声に出す)
           ↓
       アクティビティー(これも音声を中心に…コミュニケーションを重視して)
           ↓
         問題練習(レベル毎に下位の生徒でも取り組め、学びあいができるように)
           ↓
      まとめ(教科書指導は次の時間に行う)

という流れです。教科書指導を授業に無理やり入れて時間が足りないということのないようにしています。また今年は

        「ワークシート型の授業(ノート指導は1・2年で行い、3年次は徹底した演習をするため)」
        「予習よりも復習重視の授業(意味調べやも本文の写しも今年はなし…)」
        「選択授業の効果的な活用(レベルに合わせて、実力テスト解説も)」
        「音読テストの導入(テストとの連動性を図って実施)」
        「社会的な教材理解」

を重視して授業に取り組んでいます。他にもあるんですけど…ページの都合で割愛(笑)。今も勉強中です。

自分が英語の授業で伝えないこと…中学英語教員として教えたいこと…この四年間漠然と考えながら授業をしてきましたが、

        「コミュニケーションの重要性」
        「国際理解に対する興味関心の育成」
        
の二つが今は大事だと思っています。相手を知ろうとする態度、相手を受け入れる態度…国際社会でその橋渡しとなるツールが英語だからです(自分自身の経験からですけど…)。
      
まぁ、いろいろと書いてきましたけど、まだまだ発展途上…一英語教員の悩める日々は続きます(笑)。


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三年目の学級経営 ~担任としての思い~ [生徒との日々]

前記事で昨年のことについて書いていくと宣言したので、今日から10回シリーズで2008年を振り返ります。正確には2008年度で振り返るべきこともあるので、まだ終わってないものもあるのですが…。今回は三年目を迎えた学級経営について少し書きたいと思います。

正直に言うと、自分の学級経営は正しいのか、間違っているのかは分かりません。毎日のようにあれができたんじゃないか、これをするべきだったと反省することは多々あります。でも、この三年間は自分の中である程度信念を持ってやってきたつもりです。二年生のときの学級経営は大きく以下の二つのことを意識してきました。

  「ONE PIECE(学級通信のタイトル…一人一人の存在について考えさせ、認め合える関係作り)」
  「自分たちで活動できる下地を作る(そのために何事にもおいて妥協はせず、少し厳しめに)」

この二つを二年次の学級経営の軸にしたのは、三年生も今の学級を担任することを見据えての学級経営でした。自分の個人的な考えかもしれませんが、中学三年にもなれば教師が全てをお膳立てをするのではなく、生徒が自分たちで考え、行動し、その活動の中で成長をしていくことが大事だと思います。もちろん教師側が仕組んだ方が早く終わることもあるし、生徒同士で衝突することもあります。でも、全てを成功させることだけが、正しいのかと疑問を感じます。失敗や苦しいこと乗り越えてこそ得られる達成感があり、そのためにも生徒が自分で主体的に活動すべきではないかと思ったからです。

まぁ、難しいことを書きましたけど、ようは生徒が自分たちで強い思いを持って活動してくれればOKかなと(笑)。今年の学級通信「PRIDE(過去ブログ PRIDE参照)」に込めた思いはそんなとこから生まれました。最初の学級開きで、

  「今年は自分たちで学校を面白くしよう。何でも言ってほしい。できることは応援する。責任は俺がとる」

と話し、この曲を生徒の前でほぼアカペラで歌いました(笑)。生徒にそうあってほしいという願いを込めて…。

そして彼らと共に中学校生活最後の一年をスタートしました。

 4月…横浜・東京への修学旅行。この歳で初めてDLに行きました(笑)。
 5月…最後の体育祭。担任の不安をよそに、先輩としてのPRIDEを失わず競技も応援も完全燃焼!!
 6月…最後の中総体に向けて、部活を越えた応援の姿勢がありました。
 7・8月…夏休み思い出に我が家で学級レク(笑)。花火、カキ氷、お好み焼き…家計に大打撃orz
 9月…受験モードスタート。少しずつ、でも確実に歩き始めました。
 10月…最高の文化祭…この日のために昨年の文化祭がありました。
 11・12月…受験の悩みを全員で共有しながら、乗り越えようと努力してきました。

この中でも忘れることができないのは、やはり10月の文化祭です。今年の文化祭は初の生徒会担当として迎える文化祭で、一年前からかなり厳しくなることを予想していました。だから昨年の文化祭(過去ブログ 最高の文化祭参照)や今年の学級経営からこの文化祭に照準を合わせて生徒と接してきました。何よりもこだわったのは形としては合唱コンクールの最優秀賞、見えない部分としては生徒の心の限りない成長を願いました。

自分の学校の文化祭は合唱、新聞、展示の三部門があります。

「合唱」…今年は選曲から生徒に任せました(もちろん裏では少し動きましたが…)。指揮者決め、練習計画も全部。あくまでも自分は後方支援。自分たちの衝突の中から生まれる合唱を作ってほしかったからです。あるパートが今回の合唱の鍵を握っていたのですが、大人しい生徒が多く正直不安でした。ある日、練習中のパート内の話し合いである男子生徒が言っていた言葉は忘れることができません。

「みんな音が不安で声が出ていない。自信持って歌おうよ。そんな俺が一番自信ないんだけどね…」

この言葉を聞いたときに今年の合唱は大丈夫だと確信しました。本番前のステージ上での体育祭の応援を用いた気合いれ…この二年間が詰まっていたような気がします。結果は昨年越えの最優秀賞…生徒がつかんだ最優秀賞。何にも代えがたいものだと思います。

「新聞」…いつも学級新聞の指導には骨が折れます。読み手の好き好きもあるからな~というのが難しいところだからです。だから今回はシンプルに原点に立ち返り、自分たちの様子が分かりやすく伝わる新聞を作るようしようとだけ言いました。それでも完成までの道のりは順調ではなく、ほとんどの記事が10回以上書き直しました。それでも腐らず全員が最後まで協力して活動を行い、最高の新聞を完成させました(しかも一番早く)。正直、他のクラスの新聞を見たときにう~~~んと思ったのですが、結果は奇跡の最優秀賞…努力は裏切らない。生徒と共に自分も体感しました。

「展示」…去年は優秀賞(最優秀賞はなし)だったため、昨年越えが学級の目標でした。でも、展示のメンバーが昨年と大幅に入れ替わり、目玉の学級の歩みも昨年以上のものを作れるのか全員が不安でした。予想通り最初の頃はアイディアが全く出ず、話も堂々巡りのが続きました。その間にも他の学級は着々と作業を進めていくわけで…。そんな状況を打破したのは、「信頼」という名のチームワークだったように思います。アイディアが決まると全員で協力し、驚くようなスピードで作業を進め、最終日は生徒会の動きで学級につけなかったのですが、放課後には学級目標の

     「轍~共に輝ける学級へ~」

という言葉を中心に展示作業が終わっていました。残念ながら生徒が目標としていた最優秀賞は取ることができませんでしたが、それ以上のものが彼らの内面にあることが分かったのが大きかったです。

行事を成功させるためには、普段の学級経営や生徒との信頼関係が不可欠だと思います。もちろん毎日課題は山積みです。それでも一歩一歩共に生徒と歩めて来れたこと、失敗しても成長して来れたことなどは大きな財産です。

卒業まで残り二ヶ月…それぞれの胸に「PRIDE」の言葉を刻みたいと思います。


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再出発 ~Make a Fresh Start in Life~ [独り言]

2009年になり早三日が経ちました。遅くなりましたがあけましておめでとございます。今年もよろしお願いします。

ブログを開設してもう少しで丸三年になりますが、昨年は10回も更新できなかった事実が判明しました(更新したのも半端だったし…)。思いを持って開設したはずなのにだいぶサボってしまいました。書きたいことはいっぱいあったんです。思い出せる限り羅列をしてみると、

 1.三年担任としての日々(迷い&悩みは尽きません)
 2.英語教育に関して(三年間教えてきたことを含めて)
 3.生徒会担当として(これは一生あるか、ないか…)
 4.涙の地区駅伝(この学校で初の県大会を…でも、待っていたのは残酷な結末)
 5.自分を高める旅(今年は福岡、長崎に…戦争とは何か…毎年考えさせられます)
 6.映画&読書について(昨年ははいろいろ観たり、読みました)
 7.検定イヤー(昨年は様々な検定に挑戦しました)
 8.役者デビュー(これこそまさかの展開…しかも主役…震えました)
 9.30になりました(う~ん、これが今年のキーワードだな)
 10.祖母の死(年末に突然…家族って大事です)

こうやって書いてみると、どれも自分の中では大きな経験で、どれも忘れてはいけないことだな~と思います。そして、振り返って書くのではなく、自分のそのときの思いを形にすべきだったと猛省しています。

上記の反省を受けながら、色々考えました。そして出た結論は…

          「ブログを完全復活させたいと思います」

今度は嘘はありません。自分自身の内面を吐き出し、向き合うこと…それが自分の成長につながると思うし、何よりもブログの更新をサボっていたこの一年半は自分の中で毎日モヤモヤしながら過ごしていたような気がします。

30歳としての初年を迎えるにあたり、ブログと共にこれからの10年間を充実させるためにも

          「再出発」

をキーワードにまた走り始めます。まずは上記のことについて冬休み中に更新します。今まで半端だった記事も手直ししたいと思います。これからもよろしくお願いします。

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信じることの大切さ…教師としてあるべき姿。 [生徒との日々]

先週末、校内である生徒の靴にいたずらがされたという事件が起きました。それがけっこう凶悪な手口で…。最初は他学年だったので、成り行きを見守っていたのですが…時間の経過と共に事件の全貌が見えてきて、どうやら加害者がうちのクラスの生徒である可能性が出てきました。正直、担任としてすごく複雑な気持ちです。状況証拠を見れば、クロと思う部分がないわけではありません。でも…。

小学校の頃、警察官になることに憧れていました。理由は単純。正義の味方になって、悪い人たちを捕まえたい(笑)。今だから言えますけど、大学時代にその思いが少しあったから就職説明会にも行きました。でも、その後自分が目指す道とは違うのかなと思う出来事がありました。

警察は「犯人」を見つけるために疑うことから始まり、証拠を集めながら、核心に迫り、犯人を追い詰める…「疑う」ということが大事になるという話を耳にしました。

今の仕事の中でも様々な事件が起きます。そこにはもちろん加害者と被害者がいる訳ですが、自分たちの仕事は「疑う」ではなくて、「信じる」ということだと思います。この生徒は絶対に違うという信じる気持ち、またもしそうだったとしても自分から名乗り出てくれると信じる気持ち。それは「理想」だという人がいるかもしれないけど、理想がない教育なんて意味がないし、「信じる」ことでしか自分は生徒に接することをしたくありません。

先週末から学年や全校、そして学級で真剣にこの問題について話し合い、考えています。「教育は負けてはいけない」…この道を志すときに本で読んだ言葉ですが、自分を見失わずに生徒と共に今後も歩んでいきたいと思います。


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日本の未来…。 [社会]

家に帰ってボーっと放心をしていると福田首相が辞任の速報がTVでやっていました。ビックリした気持ち半分、そして同時に何か寂しさを感じました。別に福田首相のファンという訳ではないんですけどね。

以前から自分の中であったひとつの夢…「中学校社会の免許を取りたい」。四月からその夢に向かって、一歩ずつ歩き始めました。まずは昨年、TVのない生活をしていたけど、TVを見れる生活にしました(笑)。時間が許す限り、新聞も読むようになりました。ニュース検定に挑戦しながら、社会関連の本も読むようになりました(今まで読んだことはほとんどなかったのに)。知れば知るほど自分の無知に気付かされ、日本の先行きに不安を感じるようになりました。実際、一学期に体調を崩して一日休んでいるときがあったのですが、ほとんど明るいニュースをTVでやっていないんですよね~。気分が滅入るくらい。みんなが安心して見れるニュースは北京オリンピックを始めとする、スポーツしか最近は見ないような気がします。

自分が日々接しているのは日本の未来である生徒たち。そんな生徒たちが担おうとしている日本はどうなっているのでしょうか。彼らに明るい日本を残したい、希望のある未来を想像させてあげたい、思い思いの夢を語らせてあげたい…そんな些細なことをできる教師、大人でありたいと思うんですけど…。そのために自分は何ができるのか、何をすべきなのか…日々勉強です。


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偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書 (た-5-1))

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  • 作者: 武田 邦彦
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「日本は先進国」のウソ (平凡社新書 424)

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  • 作者: 杉田 聡
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2008/06
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ワーキングプア解決への道

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  • 出版社/メーカー: ポプラ社
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I’m back!! [独り言]

気が付けば前回の記事から五ヶ月近くが経っていました。それ以前から更新のペースは落ちてたんですけど…orz三年担任として迎えた今年度、春先からいろいろなことに悩みました。それでも時間は過ぎて行く訳で…。ようやく最近、落ち着いて物事を考えれるようになったというのが本音です。でも、もう大丈夫^^少しずつですが、自分らしさを見失わずに一歩一歩前に踏み出して行きます。今日はその一歩目。

久々なので何を書いたらいいかちょっと分からなくなってます…。とりあえずこの五ヶ月のニュースでも書きますか(笑)。今回は仕事関連は抜きで書きたいと思います。

 1.ニュース検定4・5級に合格!!(社会の免許を取ろうと社会を勉強中です)
 2.上記に関連してですが、本をかなり読みました。嫌というほど自分の無知を再認識(笑)。
 3.ファミコンを購入^^急に欲しくなりました(笑)。
 4.蛾との戦い!!(年の夏は想像を絶するほど蛾が大量発生。ポンプ車で放水して撃退)。
 5.本格的なランニング再開(やっぱり走ることを止めてしまったらつまらない)。

まぁ、こんな感じです(笑)。かなりたいしたことないですね。今後のニュースもふたつ。

 1.九月中旬に旅に出ます(笑)。長崎、福岡を回ろうかと。初の本格的九州旅行!!楽しみです。
 2.いろいろな縁があって、役者デビューすることに(笑)!!しかも主役。公演は来月なのですが、正直焦ってます。

この二つに関しては後で詳しく説明したいと思います。とこんな感じでグダグダ書きましたが、またどうぞよろしくお願いします。ではでは。
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PRIDE。 [生徒との日々]

またまた久々の更新になってしまいました。反省…。すいません。

無事に新年度をスタートすることができました。学年の職員で一年の時から持ち上がったのは自分だけということになってしまいましたが、入学式から卒業式まで生徒と担任できるのはやっぱり嬉しいです。仕事の負担も増えましたけど…(笑)。

そんな三年目の学級通信のタイトルはズバリ「PRIDE」としました。昨年は学級通信のタイトルを「ONE PIECE」としましたが(一人一人がかけがえのない存在であり、全員で学級を作っていこうという願いを込めて)、今年は一人一人の成長を願いこのタイトルとしました。今年は何の行事をやるにも最後となり、また進路選択をそれぞれがすることになります。悩むこと、つらいことはたくさんあると思う。それでも、悩み苦しむことで自分としての「PRIDE」を一人一人が持ってほしいと考えました。

また、自分自身もこの言葉を意識していく一年にしたい思います。「PRIDE」って誰もが持っているものだと思うんです。でも、日々の生活の中でそれを押し殺したりする場面も多々あるし、忙しさでそれを見失っちゃうこともあります。打たれ強い人であればそうでもないとは思うんですけど、自分は駄目ですね…。特に昨年はそうでした。今年、三十路を迎える身としてはこのままではまずいのではと思い直し、自分自身をもっともっと高めることを今年はしていきたいと思っています。まずは部屋の掃除から…(笑)。

話は大きく変わりますが、明後日から初めての修学旅行に行ってきます。あまり大きな声では言えないですけど、東京DLに行くのは初めてです。実は生徒よりも自分の方が興奮しているような気が…(笑)。彼らと行く最初で最後の三泊四日。忘れられないもののしたいと切に願っています。行ってきます。

P.S 修学旅行の裏番組でPCを入院させることにしました。かなり調子が悪くて…。五年間こき使ってますから(笑)。
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迷いの中で…。 [僕が僕であるために]

久々に更新します。以前に更新した記事も半端なのに…(笑)。どうしても気持ちを整理して書いておきたいと思ったので…。

採用となって三年。今年は二年担任ということで一年間、迷いながらも走ってきました。正直、その間何度も駄目だと思ったことがあったし、どうにもならないことが苦しかったり、苛立ったりしたこともありました。自分自身の教師観を見失いそうになったこともあったし…苦しい一年でした。生徒にも本当に迷惑をかけてしまったなぁと思います。

今年は学校が荒れました。いろいろな意味で…。生徒もですが、その一番の原因は我々職員にあったように思います。職員同士で火花を散らし、朝から職員室内で喧嘩している場面もありました。険悪な雰囲気を一年間引きずってしまい、その雰囲気が生徒に影響を及ぼしてしまったような気がします。校内では若手の部類ですが、意味の分からない縦社会に今年は何度も泣かされました。苦しさを生徒の前では見せないようにしていたつもりでしたが、自分自身が明るくできないときもあったように思います。

先日、新聞発表があり、来年も現在の勤務校に残ることが決まりました。また、校内人事も発表され、三年生担任として持ち上がることも決まりました。あと一年間で中学校生活を終える彼らのために、自分が何をできるのか、何をしたいのか、もう一度春休み中に考え、後悔の残らない一年間を過ごせるようにしたいと思います。

もう、迷わない。彼らのために、自分のために…。頑張ります。
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東京マラソン。

二月になっていろいろあって更新できない日々が続いていますが…(前の屋久島の記事も完全じゃないし)、久々にアップします。

実は日曜の東京マラソンに参加します。もちろんボランティアではなくて、ランナーとして。本格的なレースは約九ヶ月ぶりだし、練習もままならず、しかも冬のレースは自分にとっては未知数で、正直どうなるか不安です。でも、確実なのは今走ることにすごく意義を感じているし、このチャンスを得たことを本当に幸せに思っています。

最近、時間的な多忙もあるけど、何よりもいろいろと悩んでいるところが多々あります。でも、走ってるときは何もかも忘れることができたし、走ることによって自分を支えることができました。ゴールの先に何があるのか分からないけど、今の自分には今回の東京マラソンは大きな変化の節目になるような気が走る前からしています。

     「GO THE DISTANCE(やり遂げる)」

今回のゴールの先にあるものは分からないけど、必ず完走します。詳しくはレース後にアップします。ではでは。


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二十九歳 学校Ⅴ ~世界遺産屋久島を訪れて~

以前にブログで書いたかもしれませんが、十代最後の夏にバックパックひとつで約一ヶ月間、アメリカを横断旅行しました。不安と期待を抱えて毎日目を覚まして、一日一日が刺激的な日々だったのを今でも覚えています。そのときの旅行で立ち寄ったグランドキャニオンの眺めは今でも忘れることのできない一場面です。

あれから10年。いろいろな意味で、次への段階へ準備をする時期になりました。そして、そのきっかけになればと思い、「15歳 ~学校Ⅳ~」を観て以来、あこがれ続けてきた屋久島の縄文杉を訪ねて行くことにしました。本当はいつもの友達と二人で行く予定だったんですけど、予定が合わなくて一人で行ってきました。これがある意味吉で、ある意味凶でしたけど…(笑)。

岩手を出発したのは早朝でしたけど、屋久島に到着したのは既に夜。しかも、天候の影響で鹿児島から屋久島に飛行機が飛ばないのでは?と不安になりました。正直、着いた時にはもうヘトヘトで、集中力がなくなっていました。そんな状態で時刻もろくに確認せず、バスに乗ってしまったため、宿泊先と別方向にバスが走っていると気がついた時には既に遅かったです(恥)。すぐにバスを降りたのですが、次のバスは一時間後、街灯が周囲にない暗闇で、雨も降っていたため、屋久島到着して一時間もしないうちに絶望のどん底へ落とされたような気持ちでした…。とりあえず明るいバス停があるところまでと思い、ガソリンスタンド前のバス停に着いたときに奇跡は起きました。給油を終えた地元の方に、

     「どこまで行くんですか?もしよかったら送っていきますよ」

と声をかけていただき、宿泊先まで送っていただきました。送ってくれたのは地元の女性の方でしたが(二人組)、その優しさに本当に心が温かくなるのを感じました。本当にありがとうございました。

一日目の宿泊先の民宿のおばさんは本当に優しい方でした。旅の準備をしっかりとしていなかったし、情報収集もしていなかったので本当にいろいろと教えていただきました。オフシーズンでバスが縄文杉の登山口まで運行していないことを知って困っている自分のために、知り合いのレンタカーの会社に電話して、格安で借りれるよううに手配していただきました。ここでも、地元の方の優しさに助けられました。

縄文杉を登るために、早朝に宿を出発しました。正直、簡単なハイキング程度を予想していたんですけど、その行程はなかなかハードなものでした。ガイドブックに往復10時間程度、また、地元の人に

    「縄文杉に行くんです」

と言う旅に、

    「あぁ、登山に行くんですね。頑張ってください」

と言う意味がようやく途中で分かりました。前半はトロッコのレールの上を、後半は登山道をひたすら歩きました。GWや夏は観光客がいっぱいで行列になるということでしたが、この日の登山者は20人程度。すれ違う時にはあいさつを交わし、縄文杉の下では全員が同じ感動を味わうことができました。念願だった縄文杉はそのあまりの大きさ、偉大さに見た時はただただ圧倒されました。なんて力強さなんだろう

無事に行ってきました。詳細を後でアップします。


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笑うこと。 [僕が僕であるために]

昔、本当に大好きで大好きで何度も何度もビデオが擦り切れるまで見た映画があります。「オーバー・ザ・トップ」という映画。主演はS・スタローンだし、B級映画扱いされていますが、自分はこの映画が本当に大好き。トラックドライバーの主人公が腕相撲を通して息子と心を通わせ、栄光をつかんでいくシンプル且つ、大胆な映画です。サントラも本当にGOOD。この映画の中で主人公が自分の息子にこんなことを言うシーンがあります

     「そんなに難しいことじゃないだろ、笑うこと」

この映画を初めて見たときは意味が分からなかったけど、あれから十何年が経って、今自分に必要なことはこれだとふと思い出しました。

昨年の秋頃から、仕事の忙しさやストレスからどこか自分の気持ちに余裕を持つことができなくなりました。テンションをあげて生徒の前に出るものの、「無理をしてないですか?」とか「最近、表情がかたいですね」などと言われることが多々あり、自分が心から笑うことができなくなってしまっていました。そんな自分に気付かないで、気持ちの不調を感じ始め、さらにそんな自分が嫌でどんどん凹んでいきました。まさにデフレスパイラル状態…。だから、冬休み突入を生徒以上に自分の方が待ち望んでいました。心のどこかで、このままじゃ駄目だと感じていたからです。

年末年始にかけて、久々に古い友人に会ったり、電話で話したりしました。また、朝の四時までボーリングに行ったり、飲んだりしました。あんなにはしゃいだのはいつ以来かな~ってぐらいはしゃぎましたね(笑)。声を出してあんなに笑ったのも久しぶりで。。。で、やっぱり楽しいんですよね、笑っていると。そして、昨年の暮れに自分に足りなかったのは笑うことだったんだと気付きました。

自分が楽しめないと生徒も楽しくないだろうし、良い影響もないと思います。仕事を楽しむこと、今を楽しむこと、そしてそれ以上に自分の生き方を楽しむこと。20代前半に楽しかった時代を思い返すとそれができていたように思います。無意識でしたけどね(笑)。2008年はその辺を意識して、ブラッシュアップしていきたいと思います。なんか楽しみになってきました^^頑張るぞ~~。

ということで明後日から、屋久島に一人旅をしてきます。戻ってきたらアップします。ではでは。

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HERO。 [僕が僕であるために]

Mariah Careyも、Enrique Iglesiasも、ミスチルも同じタイトルの曲を歌っていた(個人的にはEnriqueのが一番好きですね)。誰にでもある「HERO」という存在。今はそういう存在を見つけにくい時代なのかなぁってボンヤリ思いました。あるいはは自分が歳をとっただけかもしれないけど…。

この二日間で、以前から見たいと思っていたキムタク主演のドラマを全部見ました。しかも二日目には映画まで観に行ってきました(笑)。二日間頭は「HERO」モードでしたね(笑)。ドラマは意外性があって面白かったです。でも、後半は前半の勢いがなかったような感じが少ししました。その分、映画では法廷シーンもよかったです(多分、TVでは時間の関係上削除したんではないでしょうか)。検事という普段はあまり知ることのできない職業に焦点が当たってたのも面白かったです(弁護士は多いんですけどね)。

でも、あのドラマを見ていてふと思ったんです。今の求められているヒーローって何なのかなって。ドラマや映画では型破りなヒーローが求められるけど、実際はどうなんだろうって。。。自分が子供の頃のヒーローは間違いなくウルトラマンでした(笑)。近所の友達が家に集まって、みんなでスイカをかじりながら見ていた記憶があります。ポーズを真似したりして(笑)。悪は許さん!!そして自分たちのことを守ってくれる強いヒーローに憧れていました。

現実の世界でのヒーローは自分の中ではただ一人、野茂英雄投手です。これは昔から変わりません。今でこそ、イチロー選手や松坂選手も応援していますが、野茂投手がドジャーブルーのユニフォームを着て、三振を取りまくるあの姿には本当に感動していました。球団を渡り歩きながらも自分の可能性を模索し続け、二度のノーヒットノーランは自分のことのように喜びました。だから、初めて野茂投手をスカイドーム(今はロジャーセンターだっけかな??)で見たときは、鳥肌が立ったのを覚えています。困難に負けず、自分を信じ、自分の道を追求するあの姿勢は今でも自分の憧れです。

いくつになっても憧れを持ち続けることってすごく大事だと思います。そして、憧れを抱かせてくれるようなヒーローの存在も。型破りであっても、異彩を放っていても…大事なのは自分を見失わないこと。そして信念を持つこと。今、そんなヒーローが必要な気がします。

自分は程遠いですけどね(笑)。

Hero

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 1993/10/19
  • メディア: CD
Hero

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  • 出版社/メーカー: Sbme Import
  • 発売日: 2002/01/29
  • メディア: CD
HERO (通常盤)

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  • アーティスト: Mr.Children,桜井和寿,小林武史
  • 出版社/メーカー: トイズファクトリー
  • 発売日: 2002/12/11
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HERO 全巻(1~6)セット [DVD]

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  • 出版社/メーカー: フジテレビ
  • メディア: DVD


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あけましておめでとうございます。 [独り言]

新年は寝正月で迎えました。正確に言えば、寝込んだ正月でしたけど(笑)。風邪はよくなっている気がしません。早く年賀状を書きたいのですが、どうも体が言うことをききません。こういうときに健康って素晴らしいと再認識しても後の祭りなんですよね。。。

さてさて、そんな新年の幕開けですが家から出ないのもどうかと思うので、今から出かけてきます。ちょうど友達と会う約束があるので、人に会って元気をもらってきます(吸い取るわけじゃないですよ…)。映画も観たいんだけどな~。これはその時の気分次第。

ということで2008年の外への第一歩を踏み出してきます。どんなことが待ち受けているのやら(笑)。


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2007年を振り返る。 [独り言]

三日前から発熱し、大晦日の午後7時まで寝込んでました(笑)。自分らしい2007年の締めだなぁと自分にあきれます…。実家に向けて出発したのは午後7時半。しかも、天気は猛吹雪。運のなさも加わりました。あ~と叫びたくなっていると、カーラジオから

     「ニューイヤーイブに会いたい」

というラジオドラマが聞こえてきて、聞いているうちに目頭が熱くなってしまいました。自分はケータイ小説よりもラジオドラマですね。時代に逆行してますけど…。

今年は個人的には函館、広島、横浜、富士山などいろいろなところに旅行し、自分の視野を広めることができる一年になったような気がします。実は年明けもその流れを継続して屋久島に行く予定です。本はあまり読めなかったけども、映画はよく見た一年でした。ブログはさぼってしまいましたが…。

仕事は試練の一年になりました。多くの人の支えのおかげで乗り越えることができましたが、かなり疲れました。でも、この経験がいつか活きるような気がします。これ以上大変なこともそうそうないだろうし…。

2008年も生徒ともに頑張りたいと思います。まだまだ未熟ですが、今後もよろしくお願いします。


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最悪の忘年会。 [僕が僕であるために]

先週末、二学期の終業式が行われた夜に職員の忘年会もありました。ある意味で一生忘れることのできない忘年会になりました。

現在の職場に赴任して三年目になりますが、今年の職員室の雰囲気は三年間で間違いなくワーストです。本当に悪い…かみ合っていないし、学年間の意思疎通は×だし、どこかで責任転嫁をしているような気がします。また、適当にごまかして逃げたり、経験論を振りかざし、対応が後手後手になる場面も多々ありました。ようするに…今年の職場の雰囲気は最悪でした。

それでも、せっかくの忘年会。幹事学年として盛り上げるために創意工夫をこらして、忘年会の準備を進めました。それなのに…忘年会の雰囲気は何とも言えない沈んだ雰囲気になりました。酒が入って多少口が達者になるのも分からなくはないけど、人が話しているときにわざと話を遮ったり(これって生徒がやれば怒るんでしょうね)、相手を馬鹿にするような言葉はでるし、影では愚痴のオンパレード(多少の愚痴はあると思うんですけどね…)。進行も悪く間延びしてしまい、本当に最悪の忘年会となりました。

二次会に行くときに(かなり迷いました)、一人の先生と本気で話をしたのですが、今までで一番最悪の忘年会だとその先生が言っていたのが残念でした(幹事学年頑張ったんですけど…)。忘年会ですらそのような職員の雰囲気の悪さが、今年は生徒にも見えてしまったのが残念だと…(その他にもいろいろ)。

以前にブログにも書いたような気がしますが、

     「職員室だってひとつの学級」

だと思います。今のうちの学校の職員室の雰囲気は間違いなく学級崩壊ですね…。その中で自分が染まってしまうのが嫌だなぁと二学期の間ずっと感じていました。

三月には職員の入れ替えがありますが(自分も含めて…)、このままでいいのか本当に疑問を感じます。


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責任ある大人。 [僕が僕であるために]

つい先日、自分の学級の生徒がある保護者と本気で喧嘩したことがあった。本人、その場にいた生徒、職員に状況を聞いたけど、どう考えても生徒に非はないと思う。でも、お互いに勢いがついてしまって、その場は最悪な雰囲気のまま時間だけが過ぎていってしまったそうだ。次の日の朝、事情をある程度知っていたので、声をその生徒にかけたのですが、その生徒の最初の言葉にすごく耳が痛かったです。

     「先生、大人は汚いです。」

久しぶりにこの言葉を生徒の口から聞きました。少し間をおいて、

     「確かにその通りだと思う。だから、自分が汚い大人にならなきゃいいんだ」

と答えました。これはいつも自分自身に言い聞かせている言葉で、大切な言葉です。世間ではパワハラという言葉がありますが、生徒や子供が大人に対して不信感を抱く要因のひとつにパワハラがあるような気がします。その時の感情だけで押さえつけたりしても、それは子供の不信感を招くだけのような気がします。

昨日は職場の通知表の提出日でした。提出日というからには、その日までに提出しなければならないということだと思うのですが…うちの職場の認識は違うようです。学年の先生の一人は、半分も完成していないのに飲みに行きました。そして、それを認める職場の雰囲気。月曜日からは面談だというのに…。自分は最後の直し(既に一回提出していたので)があったので、飲みを断ってそれをやって帰ったのですが、まるで飲みを断った自分が悪いかのような感じがしました。

成績をつけるときにこの生徒は提出物を出さなかったから、テストは良くても通知表の数字は下げるというような先生が多くいます。でも、自分たちは守らない。それでも、生徒の成績は下げるわけで…それってすごく矛盾していることだと思います。生徒はこんなことを知らないだろうけど、どうして自分たちには甘いのだろうかと思います。自分も完璧に期限を守っているかと言われると、耳が痛いですが、公文書に関しては一回も遅れたことはありません(忘年会のアンケートとかは遅れます…)。

飲み会を断ったときに、

     「土日にどうしても外せない用事があるので。。。今日仕上げたいんです」

と波が立たないようにあまり強くは言えませんでしたが、少なくともその場に一緒に行って、自分自身が汚い大人になりたくない、無責任な大人になりたくないと感じたのは本音です。単なる自己満足かもしれませんが、期限を守って通知表を提出できたのは自分の数少ない自慢です(笑)。今後もこの仕事を続ける限り、期限に(自分に)厳しい大人でありたいと思います。


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ブログ再開。 [独り言]

前回の更新から一ヶ月半以上が経ってしまいました。そのころにUPした記事も実は半分くらいまでしか書いていないのですが…。

正直、二学期に入ってからは想像したことのないような忙しい日々が続きました。また、十月から今日までの約二ヶ月間は帰宅したからPCに向かうのが嫌になるくらい、毎日がハードだったような気がします。気持ちが折れそうになったことも何度かあったし…。でも、ブログの存在を忘れたわけではなく、また時間に少しでも余裕ができて、気持ちが復活したら再開しようと思ってました。

ということでブログを再開します。更新のペースは不定期ですが…(笑)。更新してない期間にブログについて立ち止まって考えてもみました。そして、自分の思いを吐き出したり、整理する場が自分にはやっぱり必要なようです^^

もう大丈夫。これからまた頑張ります。よろしくお願いします。


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最高の文化祭。

展示&合唱で賞を取りました。でも…。


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学年長代理として…。

以前にブログで少し書いたけど、今週から学年長が不在の一ヶ月が始まりました。うちの学団が若い教員の集団なので、三年目の自分が学年長代理になったけど(20代なのに…)、正直焦っています(笑)。

タイトルだけはかなり前に書いたのですが、実際始まってみるとあまりの忙しさに毎日最終退庁となりました(笑)。しかも、その間には文化祭と宿泊研修があり、学級担任+学年長をこなすことは大変でした。学年長がいたときには、学年で総合や学活をする時間も学年長が計画をして進めていたため、自分は質問をする立場でよかったのですが、今度はそれを自分がすることになったため、何を質問されてもいいように計画を十分に練る必要がありました。そのためには


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応援したい夢。 [僕が僕であるために]

今から三年前。。。いつの日か教員採用試験に合格することを夢見ながら、、当時勤務していた中学校で講師としての日々を過ごしていました。右も左も分からず仕事をしていたて、迷惑をかけまくっていたのに、自分の教員採用試験のために本当にいろいろと配慮していただきました。職場全員に支えられ、その年に教員採用試験に合格して今があります。だから、いつか自分が逆の立場になったら、本気で試験に合格しようと努力している講師の先生がいたら、その夢を応援しようと思っていました。

うちの県の現状を言うと、自分が受験した年も厳しかったのですが、ここ数年はさらに採用が厳しくなっててきています。それこそ本気で勉強をしないと駄目だと思います。自分が講師時代に思ったのですが、採用試験に合格する先生って、取り組みの段階から目つきが違うような気がします。実際、講師の先生たちの集まりの勉強会で、自分が「あの先生気合入ってるな~」と思った先生は合格しました。

そして今年、同じ目つきをしている講師の先生と出会いました。同じ職場で勤務している先生なのですが、言葉には出しませんでしたが、採用試験に向けて勉強をコツコツとしているのをひしひしと感じていました(本人に言っても信じてもらえませんでしたが、六月の段階でこの先生は合格するだろうと思っていました)。だから自分もその夢を応援したくなって、自分ができることは何でもしようと思って、自分が受験したときの面接の質問パターンの一覧表をあげたり、力不足でしたけど面接練習を軽い会話程度ですがしていました。専門は教科が違うのでほとんど力にはなれませんでしたが、そんな心配はいらないくらい勉強をしてました。

一次試験を無事に合格して、九月の中旬頃に二次試験を受験。二次試験では練習していたことを聞かれたみたいで、落ち着いて答えることができたそうです。そして今日二次試験の通知を受けとり、無事に合格したという連絡をもらいました。本当に嬉しくて、自分のことのように喜んでしまいました。

教員という仕事は「生徒の夢」を応援したり、支えていく仕事ではないかと感じる瞬間があります。もちろんそれはそれで大切なことです。でも、現場の先生たちを応援するのもありなんじゃないかなと思います。教員としてではなく、一人の人間としてですが…今回、一人の先生の夢を応援できて本当によかったと思います。本当におめでとう。


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「ヒロシマの有る国で」

新人戦などの代休などが重なったため、20日~23日(3泊4日)で広島(宮島、岩国、呉)に一人旅をしてきました。本格的な一人旅は3年ぶりで、不安もあったけど、それ以上に楽しみにしていました。

「広島に行こう」と決断したのには大きく三つの理由があります。二つに関しては以前にブログに書いたかもしれません。

ひとつ目 留学中に出会った韓国人の友達の一言
「○○(自分のこと)は好きだけど、日本(特に過去について)は好きになれない」

ふたつ目 今井雅之さんの舞台「The Wings of the God」での今井さんの一言
「今、世の中は戦後と叫ばれてるけど、実は戦前と呼ぶべき時代に向かってないか」

そして三つ目…。これは自分が意図的に仕組んだことなのですが、今年の学級の合唱コンクールの曲が「ヒロシマの有る国で」に決まったことです。この曲に出会ったのは今から二年前…前任校の合唱コンクールでした。歌っている学級の合唱のレベルは言うまでもなく素晴らしかったのですが、それ以上にその強烈な歌詞に涙しました。こんな曲があったなんて…そのときの衝撃度と言ったらそりゃなかったです。そして、いつか自分の担任している学級で歌わせてみたいと思うようになりました

正直、自分の計画の中では三年生の最後の合唱コンクールで歌ったもらいたいと思っていたのですが(曲のレベルも高いので…)、そうは言ってられない事情もあり、今年の文化祭で勝負を自分と学級の酢全てをかけてこの曲を自由曲に選曲し、取り組むことになりました。そのためにも担任として、この曲を理解して指導するためにも、今、広島に行かなくてはいけないと思い、決意しました。実は広島には修学旅行で行ったことがあったのですが、当時高校生だった自分には、恥ずかしながらあまり印象が

仙台空港から空路で広島に飛んだわけですが、



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譲れないもの。 [駅伝&部活]

以前にも書いたと思うのですが、今年の四月から担当の部活動が変わり、ソフトテニス部の顧問をしています。ソフトテニスの経験はゼロでしたけど、心機一転新しい部活に挑戦するのもいいかな~と思っていました。二人体勢の顧問なので、支えあいながらやっていこうとも思っていました。

ところがそんな淡い期待は数日もしないうちに打ち砕かれました。うちの学校のソフトテニス部は数年前までは強かったのですが、今は学校で一番のだらけ部と化していました。あいさつはできない、練習態度は最悪、問題は起こしまくり…もはや部活をできる状況にありませんでした。さらに追い討ちをかけたのは父母会&もう一人の顧問の非協力体制。頼れるものは何もありませんでした。正直、昨年の悪夢が頭をよぎりましたが、このままではいけないと思い、生徒の意識改革から始めました。ひとつめは挨拶&声だしの徹底。あいさつをしない場合はコートに入る資格がないという話をし、声が出ない場合はどんなに上手でも練習試合には出しませんでした。二つめは毎日2Kmのランニングを練習前に課したこと。下半身の強化なくして、テニスの底上げはできないと思ったからです。厳し過ぎるかなと思ったときもありましたが、徐々にその成果は実を結び始めました。

三年生が引退し、一、二年が中心となってからは夏休みを使ってさらに練習に一緒に打ち込みました。自分のテニス技術も向上(笑)。新体制になってからの三ヶ月は誰よりも彼らを見てきた自信がありました。また、データ分析や癖を見抜くのを野球のときに勉強していたので、練習試合を組みながら他校のデータを分析して、週末の新人大会を迎えました。職員室では県大会は無理ですよ~と言ってましたが、実は本気で旋風を巻き起こすのを狙っていました。

ところが…その計画はもろくも崩れることに…。しかも、全く想定外のところから崩れました。原因はコーチの問題でした。一応、コーチの方がうちの学校にはいたのですが、ほとんど来ることがなかったし、今年から二人体勢になっていたので、今回の大会にはコーチ登録をしていませんでした(登録が二人まででであったため)。その後に、学校事情でもう一人の顧問の先生が来ないことになり、コーチは登録されず、自分だけが大会を担当することになりました。そのコーチの方は大会前の数日間は来てくださったのですが、生徒の名前もほとんど言えない状態でした。

そして迎えた当日。自分の確認ミスでしたが、コーチの方はベンチに入ることができまんでした。そのことに対してかなり不満を持っていたみたいで、何度も謝りました。でも、それとは別にどうしても譲れないものがありました。競技経験はないものの、ソフトテニスを勉強し、この三ヶ月間で彼らに合ったテニスを追及してきました。だから、試合の作戦もそれに準じたものでした。実際、練習試合も本番もそれで勝ち進んでいたので…。ところが試合が進むにつれ、生徒の様子がおかしくなっていきました。自分の指示とは違うプレイが目立ち始め、あれ?と気付いたときにはもう手遅れでした。コーチが試合の合間に別の作戦を指示していました。さらに試合が終わり、次の試合に向けて休ませようと思ったら、次の試合までずっとコーチが説教…。もう、自分の中で何かが切れる音がしました。たしかにコーチの方は実績もあるし、ソフトテニスの指導のプロ。でも、この三ヶ月…誰よりも一緒にいたのは自分という自負もありました。中学校のスポーツでは特にメンタルが大きなウエイトを占めます。だから、生徒が試合の当日迷った時点で勝負は決まっていました。団体、個人共に県大会をかけた試合で敗退…。四月に比べれば、それでも頑張ったと言ってくださる人もいましたが、もっと上をつかめたのに…とやるせない思いが残っています。

元をただせばその辺を確認していなかった自分のミスですが、消化しきれない気持ちと生徒への謝罪の気持ちでいっぱいです。自分がもう少し強くて、物を言うことができたら…結果はどうだったんだろうと思います。この悔しさを今後の糧に様々な形でしていきたいと思います。


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一枚の賞状のために…。 [駅伝&部活]

三年かかりました…。何かと言うと…地区の駅伝大会の結果です。今までに飽きるくらい駅伝への思いは書いてきました(検索すればかなりひっかかります・笑)。昨年度は男子が県大会まで順位はあとひとつ。タイムも20秒というところまでつめたのですが、叶いませんでした。そして雪辱を果たすための今年。本当にチャンスだと思っていました。

駅伝のない学校での改造三ヶ年計画。一年目は地域の持っていた走ることへの抵抗感を変えるために努力しました。二年目は何としても賞状を取ることに向けて努力しました。そして今年。念願の県大会のために、生徒と一緒に努力してきました。昨年は男子のチームが可能性がありましたが、今年は逆に女子のチームが可能性がありました。実は昨年から、来年は女子だろうなぁと思っていました。男子も悪くはなかったんですけど…。

その大きな理由として、女子の主力選手に所属学年の生徒が多いということがありました(男子もかなり増えましたけど…)。担任してる生徒も多かったし。昨年は故障に泣いたエースランナーも今年は練習段階から全開で走ることができました。現在の学校体制の中でうまくやりくりし、さらに走ることへの意識付けをずっとしてきました。その期待と不安を胸に、台風が過ぎ去った暑さの中、レースがスタートしました。

レース展開は自分の予想通りでした。一区は二位集団につけてのレース。エース区間で引き離されないように、二位集団について走るように指示しました(一位はぶっちぎりなので)。そのまま二区へたすきがつながれ、二区はスピード勝負になるため、一番スピードのある生徒に走ってもらいました。ここで順位はひとつ上がって、県大会をぐっと引き寄せました。三区と四区は我慢の区間。二人にはリードを守りながら、いつも通りの走りをすることを意識させ送り出し、その通り順位をキープして五区にたすきがつながれました。五区の選手を決めるときに実はかなり迷いました。その選手よりも早いランナーはうちのチームにはいませんでしたが、故障が少しあったこと、何よりも走ることへの意識が昨年に比べて低下していたからです。昨年はうちのエースとほぼ互角だったんですけど…。また、担任の生徒でもありました。いろいろ迷った末、本人とレース二日前に話をして、五区をまかせることにしました。今でもこの決断は間違いじゃなかったと思っています。

結果は順位をひとつ下げてのゴール。うちの学校としては歴代最高の成績ででしたが、念願の県大会はまたしてもなりませんでした。でも、今までの駅伝で一番興奮しました。それは間違いなく断言することができます。失望から始まった一年目、希望が湧いた二年目、そしてひとつの区切りだった三年目。この学校に駅伝という文化をついに持ち込めたような気がしました。レース後、選手の走順について疑問を発した人がいました。そこをいじれば県大会に行けたんじゃないかと…。でも、それは違う。自分はこの三年間、この学校で誰よりも駅伝を見てきたし、選手を見てきました。そして選手は最高の走りをしました。足りないのは選手の力ではなく、自分の指導力。選手にあ~だ、こ~だとはそのときだけを見て、話をしてほしくないと思いました。若干言い返しましたけど(笑)。

来年こそ県大会に行こうと、言えない自分が切ないですが…それでも、解散後に生徒から電話がかかってきて、

     「先生、今日も走りましょう。じゃあ、いつもの時間にいつもの場所で…」

と言われたときには胸に熱いものが込み上げてくるのを感じました。本気の思いがあれば、必ずいつかは伝わり変えることができる。この三年間、駅伝を担当させてもらって本当に勉強になりました。ありがとう。


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爆弾発言。 [僕が僕であるために]

今日は学年会がありました。二学期の計画について話をしながら、生徒の様子について情報を交換をしたり…いつもと変わらない学年会がそこにはありました。ところが…最後に学年長が一言。。。

     「10月中旬~11月上旬の間、現場を離れることになりました」

正直、初めは何を言っているのか分かりませんでした。えっ??って感じです。もちろん、事情は説明していただき、どうしようもないことだとは分かったのですが(しかもいいことなんですけど)、今後を考えると気持ちが重くなりました。

うちの学年長は自分の初任者担当だった先生で、初任の頃から目をかけていただいてきました。昨年は学年が別だったものの、様々な部分で支えてもらいました。そして、今年。また同じ学年で仕事ができることが嬉しかったし、すごく安心して自分の意見を伝えることができました。おかげで学年の行事関係は、今までにないくらい充実していて、生徒に力もかなりついてきています。誰よりも学年を支えてきたのは学年長だと思っています。その学年長が…。かなり心細いのが本音です。そして、次にくる言葉も分かっていました。

     「ということで、…………先生(自分のこと)、その期間学年長よろしく」

やっぱり…。今の学年の職員バランスを見ると、まだ若手の部類に入るはずなのに、その役は自分に回ってくるだろうな~と思っていました。うちの学団は若い…その中で一番の年上、そして昨年からこの学年を知ってるなど理由はいろいろと考えられるけど。学年長不在の期間には文化祭、宿泊研という二大行事があり、さらに自分の授業研、後期生徒会執行部の始動などやることは山積み。これらの行事を成功させることは必要不可欠。果たして自分にその役が務まるのだろうか…不安です。

でも、やるしかない。生徒が頑張ってるのに、自分が逃げるわけにはいかない。頑張ります。


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負けず嫌い。 [僕が僕であるために]

昨日、職場の先生から言われた一言にすごく驚きました。その先生は前任校を出るときに、自分の噂を聞いていたらしいのです(笑)。だから、そういうイメージを持ってきたとか…。で、その噂というのが、

「…………先生はかなりの負けず嫌いなんだって(悪く言ったわけではないということでしたが)」

反応に困りました。どっからどういう経緯でそのような情報が流れたのか…。ちなみに上記のように話されていた先生とは、名前は知っていますが面識が全くありません。だから…なぜ??と考えてしましました。部活関連なのか、それとも他の何かなのか。

そもそも自分が負けず嫌いだというのは、今は自覚してますけど(恥)、かなり後付けのものだと自分では思っています。小、中、高の頃は何でも投げ出すし、すぐに逃げ出していたし、負けても別に~~と思っていました。そんな人間がどうして??と自分で冷静に考えると、学生時代以降の生き方にあるような気がします。自分の今の基盤は学生時代にできたものです。中学、高校時代に体験するようなことを学生時代に体験したからかもしれません。不遇の中高時代だったので(笑)。学生時代も今も嫌いなのは

     「あきらめる」

ということ。本当にあきらめることが大嫌い。頑固なのかもしれません…。最後の最後まで納得の行くまであきらめずに追い続けたい、、、負けず嫌いというよりはしつこい、あきらめが悪いのかもしれません。あきらめざるをえなくて、自分で何度も挫折してきた経験からかもしれません。特に最初の自分の夢=報道関連の仕事に就きたいという仕事をあきらめたときにダメージは半端ありませんでした。以前にブログで書きましたが、大人として分別をつけたり、あきらめる勇気もときには必要なのかもしれません。でも、今はできない(笑)。そんな不器用な自分。。。大人になりきれていないんでしょうね。

学級にもその影響が出てるのをたまに感じます…。体育祭、文化祭。。。熱くなる学級だな~と思います。誰に似たのやら、、、負けると泣いたり、、、怒ったり、、、困ったものです(笑)。話は冒頭に戻りますが、その職場の先生に

     「そのイメージは今は変わりましたか?」

と最後に聞きました。その先生は

     「イメージは変わりました。もっともっとよくなりましたよ」

と言ってくれました。一安心(笑)。噂は怖いですけど、好意的な評判が自然と出るような人間でありたいと思います。


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ONE PIECEの輝きを取り戻すために。 [生徒との日々]

今年の学級通信のタイトルを「ONE PIECE」にしたのはかなり前に書きました(過去ブログ ONE PIECE参照)。一人一人の存在の大切さ、全員がまとまることの大切さなど…いろいろな願いを込めてつけたタイトルです。これも以前にブログで書きましたが、最高の学級は一人一人が輝いてできるというのをいつも学級経営の軸にしています。

二学期に入って約二週間が経とうとしていますが、あんなに問題が何もなかった学級にもちらほらと問題が出てくるようになりました。個人の問題が多いのですが、この二週間で計5人の生徒と話をしました。こっちの思い、それぞれが抱えている悩み(勉強、部活など)などを中心に話をしました。うちの学校は今年の年計に教育相談週間がありません。忙しいのは分かる、でも、生徒と対話する時間を削ってまですることってあるのかな?と思います。また、忙しくても確保してほしかった時間です。

今回の五人中、三人が泣きながら自分の悩みを話してくれました。残り二人も本当に真面目に話を聞いてくれたことに感謝しています。振り返ると中二の自分は最悪でした。何もかもが中途半端…嫌なことからは常に逃げていました。そんな半端であった自分が、生徒たちに命令口調で喋っても、自分の中で正当化できない部分があって、いつも話すときは存在の大切さを話すようにしています。合言葉は「ONE PIECE」!!どんな状況でも否定をする教師にはなりたくないと思っています。信じ続ける存在でありたいし、自分もそういう人たちに支えられてきて今があるからです。

それぞれの迷いはすぐには解決しません。でも、話すことで痛みを共有できる…そう信じています。今はくすぶっているONE PIECEも文化祭で、輝けるONE PIECEになるように学級経営をしていきたいと思います。


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勝負の週末。 [挑戦の日々]

今週末はちょっと変わった忙しい週末になりました。金曜は地域の祭りがあり、自分も一緒になって参加してみこしをかついできました(笑)。赴任してから三年連続で参加していますが、さすがに三年目ともなると地域の人が、

     「先生!!先生!!先生~~~~~!!」

とどこに行っても話しかけられます(笑)。本当にこれは嬉しいですね~~。そして、感謝の気持ち?でしょうか…生徒には大量の水をかけられました。全身びしょびしょ…。まぁ、この日だけは何をされても笑っていますが…。

土曜日には念願だった「森と風の学校」に行ってきました。インターネットで検索していただければ分かりますが、「森と風の学校(以下森風)」は吉成信夫さんが数年前に岩手県北部に建てた廃校を利用した、環境教育の場所となっているところです。数年前に吉成さんの講演を聞く機会があり、そのときに森風の存在を知りました。その時から、いつかは行ってみたいと思っていたのですが、その数年越しの夢を叶え、事業のボランティアスタッフとして参加してきました。本当は年度当初に参加する予定だったんですけど、仕事の都合でこの日まで延びてしまいました。

森風では個性豊かなスタッフの方々が温かく迎え入れてくださり、初めての自分もあまり緊張せずに打ち解けることができました。土曜の夜には吉成さんの講演を再び聞く機会に恵まれ(本当に面白かったです)、土曜の夜に打ち合わせを行い、日曜日に活動をしてきました。内容は小学生と一緒にどろんこをこねて、その泥で土壁を作るというものだったんですけど、これが中々新鮮で面白かったです。小学生ともすぐに打ち解けることができ、泥だらけになって遊んできました。中学校の現場とは違う経験は、自分を客観的に見つめなおす時間になりました。個人事だけど、後期生徒会のために環境教育を、学級のために平和教育について今勉強している最中なので、今回の経験を今後に活かしていきたいと思います。もちろん、また機会を見つけてボランティアとして参加するつもりです。

それが夕方に終わって、それから二時間かけて運転して、中学時代の担任の先生に会いに行きました。実は今年の三月で、定年までかなりの年数を残しながら退職され、そのときに渡したい資料があるということで手紙をもらっていました。それからずっと連絡を取ろうと思っていたのですが、いつの間にか時間が経ってしまい、ようやく今日先生と再会することができました。変わらない先生を見て安心しましたね~。そして、先生から仕事に関する資料(先生の財産)をいただきました。その資料の内容は本当に充実したもので、新たな自分の武器となりそうです。その反面、その資料に物理的な重さ以上の重みを感じました。…期待を裏切らないように頑張ります。

とりあえず、この週末の睡眠時間は足して10時間…。でも、それ以上に得たものが大きいような気がします。二学期という長丁場を乗り切るための勝負の週末でした。頑張ります。


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勝負の二学期スタート!! [生徒との日々]

かなり早いんですが、先週の金曜からうちの学校は二学期開始でした。自分の勤務も木曜からだったので、旅行から帰ってきて、墓参りを一日で父方&母方を済ませ、すぐに仕事開始となりました。そんな慌しい中始まった二学期でしたが、金曜日だけで週が終わるということもあり、生徒達の元気な顔を見てホッとしました。実力テストの英語の平均点には震えましたけど(笑)。

個人的な事情もあるんですけど、この二学期は本当に勝負だと思っています。ずらっと行事を並べると、地区陸上&駅伝、英語スピコン、新人戦、中間&期末テスト、文化祭、役員選挙、地区の授業研(授業者なので…)、宿泊研などなど。思いつくだけでこれくらいあります。毎日、毎週、毎月が勝負になってきます。でも、負けるわけにはいかない…。特にこの中でも三つのことが自分の中では大きくウエイトを占めています。

地区駅伝…このブログで何度も駅伝についての思いは書いてきました。三年目の集大成。今年こそ県大会への出場権をもぎ取りたいと思います。

授業研…いまだにこれがあたったのが不思議。。。まだ三年目なのに。。。二年生の接続詞をやろうと思っています。かなり難しいところなので、今から頭が痛いです。

文化祭…うちの学校は学年に関係なく賞を取ることができるので(三年だから…という教育的配慮はあまりない)、今年は全部門の賞を狙います。もしかしたら、この文化祭が自分にとって最後になるかもしれないので、後悔のないようにしたいと思います。特に合唱。合唱の課題曲はうちのクラスのカラーに合ってる曲だし、自由曲はうちの県?地区?ではほとんど歌われない曲になりそうです(実は仕組んだんですけど…)。合唱用の楽譜が手に入らなくて困ってるんですけど(笑)。もしかしたらこの曲のために、来月広島に行くことになるかもしれません(近日中に曲名は発表します)。それくらい勝負をかけた曲です。

なんか考えたらワクワクしてきました(笑)。個人的な目標としてはブログの更新の頻度をあげることが一番(笑)。他にも細々したのはたくさんあるんですけど…。とりあえず、上の三つのことで頭がいっぱいです。勝負の二学期…これを乗り越えて、生徒と共に成長したいと思います。頑張るぞ~~~~!!!


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富士山登山 ~日本最高の頂へ~

登ってきます。すいません。こっちは近日中にUPします。


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